日記

温泉法話

こんにちは 副住です。
昨日の気晴らし記事について、コメントをいただきました。
ありがとうございます。
今日は小川温泉、「花和楽の湯」にて温泉法話をしてまいりました。
www.kawarano-yu.com
この法話、昨年の11月から始まり毎週水曜日に行なっております。ようやく1年が経過をしたのですね。
私と吉見町にある浄泉寺さんのご住職と二人で交代しながら行っております。
ですから個人の担当は隔週となってます。(どちらか都合が悪い時は、代務でいくので3週連続とかなりますが)
法話は5~10分程度簡単なお話をさせていただきます。
浄土真宗に特化したお話というものではなく、「ご縁」とか「諸行無常」とか「支え合い」のようなどなたでも聞いたことあるような
テーマについて、思うところをお話させていただきます。
ちょど1年なので、ブログを通じて振り返ってみることとします。
花和楽の湯では毎日14時30分頃、イベント「無料入浴券争奪ジャンケン大会」をしております。
足湯の「道草」という場所でイベントを行います。
スタッフとジャンケンをし、最後まで勝った人(1人)に無料入浴券がプレゼントされます。
景品は全部で4つ(無料入浴券が2枚と同施設内にある茶店のクロワッサンや飲み物券など〈時期によって変わります〉2つ)あります。
ジャンケンを4回やって、計4名の方にプレゼントがあります。
時期によって参加される人数も異なりますが、概ね15~25人位といったところでしょうか。
水曜日はこの「ジャンケン」イベントに引き続き温泉法話をさせていただきます。
もちろん無料。私たちはボランティア!?(「仏教を身近に感じて欲しい」と思い花和楽の湯さんとコラボしてます)的にさせてもらってます。
最初の頃は、お客さんは無料入浴券を目当てで「ジャンケン」大会のみに参加される方がほとんどでした。
だから、ジャンケン大会が終わるやすぐに足湯からあがって、出て行ってしまう方々がほとんどでした。
スタッフの方は、「ジャンケン」大会が終わった時に「この後、ありがたい法話もあるので、そのままでお待ちください」と声をかけてくださるのですが、
現実は厳しいものです。ぞくぞくと出て行かれてしまいました。そんな中でも4~5人の方が残ってくださり、法話を聞いていただいたものです。
普段はお寺でご法話をさせていただきます。
そこには用意された場所があり、整えられた空間もあります。
さらには、聞いてくださる方々がおられます。
これらの条件は当たり前であって、むしろ出て行かれるということ自体が少ない状況です。
温泉法話は真逆です。皆さん、温泉に入りにきているので、法話などは付属のものです。
だから帰られてしまう現実は当たり前なのかもしれません。
頭では解っているのですが、しかし法話の前に続々と出て行かれると、心が折れそうになるんです。
今まで幸いに0人ということはありませんでした。最低が4人でした。20人くらいから4人になるのです。
私の目の前を続々と出て行かれるのです。寂しいものです。
しかし4人の方が残ってくださった。大切にお話をさせていただいたつもりです。
時間は経過し、ようやく1年を経過する今 毎回10人程度の方々が残ってくださるようになりました。
今日は14名の方が残ってくださいました。帰られた方は4名程度、逆転しました。嬉しいことです。
しかも、ありがたかったことは、あるお客さんが「今日は法話を楽しみにきました」と言ってくださったことです。
続ける大切さを知った気がしましたし、同時に仏様のおはたらきを感じました。
仏教のお話、聞きたい方は沢山おられるのかもしれませんね。