日記

相続問題 逆なんじゃないの?

おはようございます。副住です。
昨日は終活の会主催の講座が開催されました。
人数は15名ほど(思ったよりも多かったです)。
ケーブルTVさんが取材にきてくれていました。
講座の内容は「私の資産の調べ方」(~相続争いをおこさないために~)とのものです。
実際あった相続争いの具体的例話や、その背景にあった事象などをお話いただき、生前からの事前準備が揉め事を減らす方法であることを学びました。
相続争いによって、兄弟がバラバラとなり、両親の法事にも来ない事態を引き起こすのは、本当に悲しいことです。
そうならない為に、生前から子供達の前で決まりをしておくことが 揉め事を減らす為の方法だということなのです。
また、土地の所有がある際は、土地は分けられないし、地目によって価値が全然違う為、自分が所有している土地について
予め調べておくことも、子供達に迷惑をかけない為の行為であるとお話されていました。
もっとも、生前から子供達に資産の贈与をすることは大変不安でもある為、適切な遺言状の活用がオススメであるとのことでした。
講座に参加してみて、子供達が親の資産を争い、仲違いをする状況がある現実は ある意味親の責任でもあるのではないか と思ったりしました。
当然、自分亡き後に、子供達が財産のことくらいで争うことはないであろうと 親は考えるのでしょうが、現実はそうではないところに親子のズレを感じます。
本当に子供達のことを考えてくれるのであれば、生前から子供達に言い聞かせておくことも大事な責務かもしれません。
もっとも、子供も資産に目がくらみ、親の法事に来ないなど、もっての他だと思います。
もちろん、お金は大切ですけど、子供が平等に分け合う絆の大切さを感じてほしいと思います。
確かちょっと前、チョコレートのCMだったと思いますが、一枚の板チョコを兄が二つに割ったのだけど、上手く割れず 大きいチョコと小さいチョコになってしまいました。
お兄ちゃんは、大きいチョコを妹にあげ、自分は小さいチョコを食べた。そんなCMがあったと思います。
兄弟は、年長者が下の者の為に自己を犠牲にして分け与える姿勢こそが、ある意味責務であり、教育でもあったはずです。だからこそ、下の者は上の者に敬意や尊敬を抱けたのでありましょう。
そんな美徳が日本にはあったのだろうと想像します。
それが今や・・・上の者だから多くを貰って当然などと権利を主張したり、だからこそ下の者は上を敬わなくなってしまったり。
なんだか逆なんじゃないの?とか思ったりします。
(何だかんだ言って、私も生活が苦しかったら、そんな風にしてしまうのでしょうかね?そんなになるくらいなら、僕はプライドを重んじて生きたい)

相続問題 逆なんじゃないの?” への1件のフィードバック

  1. よく終活セミナーで「遺される家族が「争族」にならないように、生前に遺言書等準備をしておきましょう」というような話を聞きますし、小職も信託銀行で相続業務を行っていたときには、お客様にそう言いました。しかし、最近「相続」は実は「想族」であるべきだろうと考えます。家族を想う。この家族には、残される子孫だけでなく、ご先祖も含まれます。つまり今自分が持っている財産があるのは、ご先祖様のおかげであり、社会に有益となるよう活用しなければならない、という意識を持つことが終活の出発点であると考えます。その上で、子孫が有益に財産を活用するためには、どのように財産を遺すのがよいかを考えるべきであると思います。親が子供と一緒にご先祖様に手を合わせ、ご先祖様の生き様を言い伝え、財産を散財させないよう教えることが真の「終活」ではないかと思います。そういった意味では、我々のような目に見える世界の専門家と貴職のような目に見えない世界の専門家が車の両輪のように機能していくことが大切なのかも知れませんね。

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