日記

新年 今年の抱負 今後のお寺 お寺に期待されること

新年、明けましておめでとうございます。
2015年を迎え、気持ちが引き締まりました。
今年の元日は、西照寺では風が強く、特に西日本は大荒れの天気となっているようです。
天気はいいのですが、風が強いので、お参りに来られる方も例年よりは少ない出だしです。
何よりも、寒く感じられます。
例年、3ガ日は住職を含め、寺にいることが多いのですが、今年は慌ただしくなりました。
ご法事は西照寺で明日から連日勤まりますし、その他、お参りで外出もせねばなりません。
元日から、お参りで外出することは、これまであまりなかったように思うのですが・・・いや、待てよ。昨年の元日も同じようなこと書いていた記憶がありそうな、なさそうな・・・
過去の元日ブログを見れば実際がわかりますね。(あとで確認してみようと思ってます)
さて、今年は西照寺の方向性が具体的に明らかとなりそうな気がしてます。
ここ数年、同じようなことを年末や年始のブログに書いるような気がしますが、ようやく一つの道が見えてきたように思います。
これまで、模索をし続けながらも、具体的なことが見えてこないままでした。
(もしかしたら、過去のブログには、具体的に見えてきた!などと書いてあるかもしれませんね(笑)
そうだったら、今はそれよりも具体的に見えてきたという意味です。)
しかし、この流れが変わってきました。
色々と考えながら、そして周りや時代をみながら、また余計なものを削ぎ落としながら。
西照寺として打ち出していきたいビジョンがでてきたのです。(かなり具体的に)
ただし、皆さんに打ち出せる言葉としては整っていません。これから言葉を整えていく作業が残っているのです。
言葉は大切ですから、このビジョン(想い)を可能な限り言葉に詰め込みたいのです。その為には、想いを極限まで純化させる必要があること。
余計な想いを挟み込まない。余計なものは削ぎ落としていく。
その境地に、皆さんに分かりやすいような、可能な限り完結でシンプルな言葉が見つかるのだろうと予想しています。
そこに至るまでには、もう少し時間がかかるかな。
ただし、想いは具体的ですので、今後は純化させる段階に入っているのだろうと個人的に思っています。
さまざまな活動を通じることで、ようやくここまで至ることができたように考えています。
おそらく活動をしてこなければ、こんな風に思わなかったでしょう。
頭だけで考えて、動いてこなければ、想いを抱くことができなかったかもしれません。
ここ数年、自分で動くことを通じて(苦手だった)、頭で考えていたことと、現場の体感とが結びついてきたのだろうと思ってます。
最後に、私が言うビジョンとは、大袈裟なことではありません。
むしろ、言われれば当然のこと。という程度のものです。(なんだ、そんなことか!と言われるようなもの)
しかし、これからは各お寺で、このような「当たり前のこと」の具体化と、それに伴う活動が必須になるのだろうと予想してます。
当たり前のことだけど、大切なものだ!と世間に主張できない。見せられない。(何でだろう?・・・それはたぶん、足元をしっかりと見れてこなかったからだと思うのです)
どうやらここら辺が、今後、お寺の必要性が問われるポイントになってくる側面なのだろうと思っています。
変化を求める時代です。だからこそ、お寺も変化をしなくてはいけないと思ったこともあります。
これはある意味では当然なのですが、最近は、「お寺の内実は決して変えてはいけない」もの。むしろ、「しっかりと護っていくべき」と思うようにもなってきました。
世間の求めが「変化」にあったとしても、「変化させてはいけない部分がある」ことを、むしろしっかりとお寺が教えていかなけらばならない。
必ずしも、世間の要求に合わせなければならないとは思わない。その時代の選択が、必ずしも正しいとは限らないのです。お寺はそれが主張できる唯一の場。
お寺には、一時代だけではない、多くの時代を紡いできた伝統があるのです。これこそお寺の最大の強みであろうと私は思います。
では時代の変化に合わせなくてもいいのか? 違います。変化には合わせる必要があります。要は「何を変化させるのか?」ということです。
私は「発信の仕方」なのかなと思っています。あるいは、お寺の「見せ方の方法」。
色々なことを学ばせていただきながら、現在は上記のようなことを考えています。
あとは、西照寺に上記をどのように当てはめていくのか これが私が今年、注力すべき最も大きな仕事となります。
「飛躍」「飛躍」とここ数年に書いていましたが、今年の西照寺は「飛躍」をしません(笑)
まだ「飛躍」なんてとんでもない。何もできていない。
ただし、ここ数年で それ以前よりも「発信力」はあがったかもしれません。
だって、少なくともブログを見てくださる方々に発信できているんだから。
但し、発信の仕方はもっと改良しなくてはならないのでしょう。
今年も西照寺ブログを続けていこうと思います。ご縁があったら、よろしくお願いします。