日記

阪神淡路大震災から20年

こんにちは 副住です。
1月17日。阪神淡路大震災から今日で20年です。
20年前の震災は忘れられません。
あの時、私は高校3年生。
大学受験の真っ只中。
高校は、確か受験シーズンなので自由登校だったような気がします。
そんな最中、確か1月14日~16日で、西照寺の旅行で京都に行っていたのです。
ご門徒と、ご本山を参拝したのです。
私はまだ僧籍を持っていなかったのですが、お寺の後継者として、受験勉強そっちのけで
旅行に参加してきました。いや、参加させられたと言うべきか。
京都旅行から自宅に帰ったのが、1月16日の夜。
皆が受験勉強を頑張っている最中、呑気なものでした。
(おかげで、受験に失敗。一年浪人生活を遂げることに・・・゚(゚´Д`゚)゚)
因みに、京都旅行では神戸にも立ち寄ったと思います。
帰りの新幹線で、ご門徒が「大地震がきても日本では高速道路が倒壊するなんてことはないんだ」と話していたことを覚えています。
というのも、ちょっと前に、サンフランシスコだったか、アメリカで地震によって、高速道路が倒壊したことがあったのです。
その話から、「地震大国の日本では高速道路の倒壊などありえない」「地震の影響も考慮し、建設されているんだ」という話をしていたのです。
自宅に帰宅し、翌朝。
お寺で留守番をしてくれていた祖父母(まだ健在だった)が、「大変なことが起こった!」「昨日帰ってきてよかったな」と起こしにきたのです。
わけがわからず、TVをみると あの映像が流れていました。
神戸はめちゃくちゃでした。高速道路も倒壊し、バスが半分飛び出して落っこちそうになっていました。
目を疑いました。
昨日の話は何だったんだ?とか、被災地の人は大丈夫なんだろうか?とか、色々と考えさせられました。
今でも忘れません。
その後、京都の龍谷大学に入学し、大阪や神戸の人と友達になりました。
友達にあの時の話を聞いたら、友人や知人を亡くしていました。
あるお寺の住職は、自分一人だけ生き残ってしまったと話されていました。
あれから20年。
色々なことがありました。
でも、あの時の衝撃は忘れられません。
心の傷は癒えることはないのかもしれません。