日記

寄贈者のシールの役割

おはようございます。副住です。
先日、築地本願寺の東京仏教学院で講義がありました。
講義の前に講師控え室で、待機するのですが、私はいつも時計を背面に座っていました。
ですから、時計をあまり見なかったので気付かなかったのですが、
先日、よく見たら
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現在のご門主様(浄土真宗本願寺派の主という意味だと思います)が未だ新門様(新門様は、ご門主様の後継者ということだと思います。新しくご門主様になられる方という意味でしょう)だった際、
築地本願寺の副住職として、数年間東京におられました。
2014年の3月に京都へ戻られ、6月にご門主様となられたのです。
ですから、この時計は新門様が築地本願寺から退かれる際にご寄贈いただいたものとなります。
新門様は、東京仏教学院の研究科で、確か特別講義をご担当されたことがありました。そのご縁でご寄贈をいただいたのだろうと思います。
今まで、時計があるとは知っていましたが、シールを見て改めて思わされたことは、この時計にはご寄贈者の想いが詰まっているのだろうなと思わされたこと。
ご寄贈者が新門様だったことを知って、さらに時計が講師控え室にあることを重ね合わせ考えると、講義前に身が引き締められました。
このようにご寄贈物が置かれている場所や、ご寄贈者(特に影響力がある方の場合は尚更)についてシールが貼られてあることって
案外大切だったりすることがあるのだなあと思わされたことでした。