日記

末通らない

おはようございます。副住です。
昨日は不安な午前を過ごしました。
その後、天気予報の通り、お昼から雪の勢いが衰え、次第に雨に変わっていきました。
天気予報は的中するものですね。凄いや。
天気予報は予想が難しい時もあるそうですし、昨日も朝YAHOOニュースでは関東で大雪注意報 とでていたので、
天気予報(午後から雨という予報)が外れても不思議じゃないなと考えていたのです。
しかし、午後から雨に変わるという予報は本当に的中しました。
住職は雪が積もるのを、どことなく心待ちにしていましたが、午後から諦めたようです。
「こりゃ積もらないな。まあ、次があるだろ」と言っていました。
私は、「良かった」と嬉しくなりました。
子供の頃は雪が降ると嬉しくて大はしゃぎだったのに、今では雪が降ることが嬉しくありません。
本当に人間の心とは勝手なものです。
そういえば、浄土真宗本願寺派の前門主様(大谷光真様)が『愚の力』という書物を出版されてました。
その中で私たち(凡夫)の姿を「末通らない」と表現されておられます。
引文すると「「末通らない」とは、最後まで徹底することができないということ、つまり、私たちの行為が中途半端に終わってしまうことをいいます」(p137)とありました。
まさに私の姿だなと思わされます。「末通らない」「行為が中途半端に終わってしまう」原因は、私たちの揺れ動く心にこそあるのでしょう。
その時々や状況によって、心で思うことが異なってしまう。まさに徹底することができない根本的な原因ですね。
状況や立場などによって、色々と言うことや考えが変わっていってしまう。そんな我が身です。
そんな宿り木のない私は、いったい何を頼りにして生きていけばいいのでしょうね。
根を張る人生が切り開けると、ある意味楽になりますよ。