おはようございます。副住です。
3日間も更新できず・・・というか、更新しなくて申し訳ありません。
JC関係の諸行事が続いており、その影響というか、余裕がなかったわけなのです。
さて、ようやく昨日より束の間の時間なのですが、実は11日より
築地本願寺での報恩講が勤まっているのです。
報恩講とは、浄土真宗の宗祖、親鸞聖人が浄土に往生された日に因んで
行われる法要のことで、浄土真宗の寺院の中では、最も大切な行事なのです。
親鸞聖人が浄土往生された日は、1263年1月16日です。(←新暦)
しかし、親鸞聖人ご在世の当時は、西暦などはありませんでした。
伝来だと、弘長2年11月28日となっております。
弘長とは、元号のことで、今だと平成に該当するものですね。
弘長2年は、西暦に直すと1263年ということになるのです。
そして、旧暦の11月28日が、新暦に直すと1月16日となるのです。
ですから、浄土真宗本願寺派の本山である西本願寺では、
報恩講を新暦で解釈し、1月16日に行います。
もっとも、1日だけの法要ではなく、1月9日から16日まで勤められていますが。
毎年です。
本山の報恩講には、全国からお参りに集う為、本山以外のお寺では、
本山の日程と異なる日程で報恩講を勤めるのです。
そのような理由から、西照寺では、旧暦の11月28日に報恩講を
勤めています。もっとも、日程の都合で29日に行う年もありますが。
今年は29日に勤めます。
さて、築地本願寺では報恩講を11月11日から16日まで勤められます。
築地本願寺は、その成り立ちが、主に関東地方の同宗派のお寺を統括する機関
のようなものとして設置された本山の別院だったのです。
(今は宗派のルールが改正された為、一つのお寺となりました)
そのような関係で、昔から報恩講は11月11日から16日までと決まって勤められているのです。
私達、主に関東にお寺がある僧侶は、報恩講にお参りに寄せていただくのです。