日記

副住職のボヤキ

おはようございます。副住です。
昨日は、築地本願寺において、会議や話し合いが
続きました。
6月頃から急にトップ(京都の本山)が示す方向性が変わるもの
ですから私の役職も非常に影響を受けています。
トップが方向性を決め、それを踏襲することが組織として大事で
す。足並みを揃えることは当然のことなのですが。
しかし、トップの方向性が急にこれまでと異なるような
流れとなると、苦労をします。
つまり2012年度以降これまで、各教区の地域性があるだろうか
ら、それぞれの地域性に併せて、寺院で取り組む運動を決めて実
践するように!そして、結果を本山に報告するように!というも
のでした。
教区という現場に寺院の運動の方向性を任せていただいてきたの
に、今年の6月に急にトップが全国の寺院で統一できる方向性を
設けます!それに従ってください!というわけです。
これはこれでいいのですが、だったらもっと前に教えてくださ
い!という気持ちです。
実は、私たち宗派では、2012年以降、3年を区切りとして活動の
見直しを行っています。そこで活動の方向性を決め、各教区とい
う特性を生かせるような活動を展開することをしてきました。
ちょうど2017年度が終わると、新たな3年が始まることとなるの
です。この活動の見直しの時期に併せて、私に役職のお話しが
きたというわけです。私は昨年度より、今の役職に就きました。
東京教区というエリアの寺院全体を巻き込んだ、有益な活動を構
築する!これが私に課せられたある意味の使命だったわけです。
もちろん、私だけで決めるわけではありません。当然、教区の代
表者の皆様と集い、会議を重ねて決めていくという流れです。
ですから活動を決めていくためには、時間を要します。
そんな理由から本年度頭から、そこを目指して会議を始めて
きたのです。正直、それでも遅いくらいだと私は思っていました
そんな会議を続けている最中の6月頃、トップが方向性を決めよ
うと思います的な話が聞こえてきました。
私たち組織はトップのいう事が大事。当然従います。
しかし、未だ明示されない方向性。遅すぎる!
明らかに準備時間が不足します。良い活動ができる自信などあり
ません。
さらにこうなると、私の役目はなんだったんだろう?と
存在価値も問われます。私の中では、私の役職は無くしても
よいのではないだろうか?とさえ疑問を持ち始めてしまいまし
た。
これまでは、地域に任せるということだったので、当然取り仕切
る役職が必要不可欠でした。しかし、トップで決める!となった
ことが昨日の会議で明らかとなった為、私はこの2年を返して
ほしい気持ちとなりました。そんなことだったら、もっと早く
言ってよ。2年前に教えてくれれば、私も今の役職受けなくて済
んだじゃん!と思ってはいけないことを思ってしまいました。
もっとも、これは不可抗力なのです。トップが悪いわけでもあり
ません。皆が良い方向を向こうとする意図での、不可抗力として
発生してしまった問題。たまたまタイミング悪く、私がその場に
いてしまったという事です。それは私自身最も理解しているので
す。だけど、ボヤキたくもなりますよ。それなりに意識を持って
やってきたのですから。ただただ、今日のブログは私のボヤキ
という意図を汲んでくださったら有難いです。