日記

わかりやすい仏教(4.煩悩)

おはようございます。副住です。
さて、「苦しみの根本」となる自己中心性は
やっかいで、色々な問題を含んでいます。
例えば、執着する心も、自己中心性の一部です。
この執着(煩悩(ボンノウともいいます))する心が様々な欲求
をもたらすのです。
執着する心に理屈などはありません。
充実した生活を送りたい!生きがいが欲しい!
遣り甲斐のある仕事を見つけたい!健康で長生きしたい!
楽をしたい!お金持ちになりたい!良い家に住みたい!
良いパートナーと出会いたい。結婚したい!恋愛したい!
何か美味しいものを食べたい!旅行がしたい!良い学校に進学したい!
などなど、執着する心を通して、色々な欲求として湧いてきます。
いずれも何となく心に湧いてくるので、
そこに理屈などはないのです。だから厄介なのです。
つまり、執着や欲求が理屈から生まれてくるのであれば、
執着や欲求をコントロールすることができます。
しかし、実際はそうではないから厄介なのです。
執着や欲求はコントロールができない。
しかも執着や欲求は、自己中心性と強く関係している。
まるで自己中心性の一部のように。