おはようございます。住職です。
近頃思うことですが、自身を取り巻く環境に、動きを感じる中に
身を置くと、色々と気付かされることが多いです。
これまでは、さほど動きを感じる事が少なかったように感じられ
ていましたが、令和に入ってから、色々と動きがでているので
す。動き=流れと表現してもよいかもしれませんね。
当然、自分にとって都合のよい流れの中に入れば、それは勢い
となって前進するのでしょうし、自分にとって都合の悪い
流れになれば、凹んでしまう。疲れも感じる。
当然のことです。ただ、私は仏教を学んだことで、こんな時に
助かっています。こんな時に仏教と出遇ってよかったと思わされ
るのです。
どういうことかと言えば、例えば、自分にとって都合の悪い流れ
であっても、異なった見方をすると、違って見えるな。と考えら
れるのです。苦しいだけで終わらないというか、そこから学ばせ
てもらうこともあるんだな。と思えるのです。
もちろん、自分的には苦しいんだけど、ちょっとだけ有難いな。
と受取れる側面もあるのです。ここにとても助けられてます。
普通だったら、たぶん苦しいだけで潰されてしまうんじゃないな
かな。と想像します。
ですから、仏教って知的学びではなく、心の学びでないと意味が
ない教えだと思っています。意味がないとまでは言いませんが、
仏教の本質は、知的学びではなくて、心の学びにあるのだと思う
のです。