おはようございます。住職です。
西照寺が当地に移転してきて、39年が経ちます。
それまでは、東京都板橋区に西照寺はありました。
今から40数年前、西照寺を埼玉の当地に移転する為、私の父親は
苦心していたそうです。(移転の理由は、綴る機会があれば後日に)
その際、同じ板橋区で浄土真宗のご門徒であった不動産業を
営んでいたIさんと巡り合い、色々とご協力いただいたそうです。
その他にも、私の父親の義父(私の母の父親)が主な協力者となって、
ようやく西照寺が当地へと移転したのです。
あと約半年ほどで西照寺が移転をして40年が経過します。
その不動産業のIさんが当地を見つけてくださり、お寺の許認可や近隣へのお許しなどを取得する為、
色々と動いてくださったと聞いています。その後、Iさんは、西照寺のご門徒になられ、
もちろん、お寺に貢献してくださったこともあり、現西照寺の
初代総代にご着任いただくこととなります。
そのIさんが、先日、ついにご往生なされました。
昨夜と今日が、Iさんのお通夜とご葬儀となります。
急な法務となりましたが、西照寺の移転という、
通常あまり考えられないお寺の移転という大事業に、
多大なる貢献を下さった総代のご葬儀です。西照寺のご本堂で勤めさせていただきます。
もちろん、前住職が導師、私が結集につかせていただきます。
慌ただしい中に、突然総代のご往生の知らせが届き、気持ち的に
も憔悴しました。私の祖父(父親の義父)も、私が大学4年生の頃、往生されました。
それから約20年。今度は総代が。
諸行無常と言いますが、今の西照寺基盤を築かれた中心人物が往
生されていく現実に直面すると、何だか寂しくなるというのか、
頼れなくなり、心許ないというのか、表現が難しいですが、
気持ち的に重いです。