日記

当たり前が有難い

こんにちは 住職です。

今日は空気が冷たく温度的には低いですが、快晴で日差しが暖かく感じられます。

このような日は、清々しくて良いですね。とても良い。

昨日の安倍首相の記者会見を聞き、まだまだこの状況は続くような気がしてきました。

ウイルスの終息については、政府も先を見通せないと言ってましたし、現状は国民の協力によって

爆発的感染拡大に至っていないとの発言から、今しばらく爆発的感染拡大をさせない為、皆の協力が

必要との見解だったと受け止めました。こうなると経済が回らなくなって、ウイルスではなく、経済的に

苦しんでしまう会社などが出てきてしまいます。そこで、経済対策にも首相は言及されていました。

経済対策とウイルス対策の国民協力はセットですね。

新型コロナウイルスの薬が開発されるまで、あるいはウイルスの活動が収まるまでは、しばらく現況の自粛

ムードは続く可能性があるでしょう。もし、経済を重視して、無理して日常活動を行ってウイルス拡散する

状況を作ってしまい、もし爆発的感染が拡大してしまったら、今度は医療崩壊を起こし、多数の死者がでて

しまいます。最悪の状況は避けなければなりません。経済とウイルス対策は、同時並行的にバランスよくや

っていく必要性を感じます。そうなると、経済とウイルス対策によって、私達はある程度の痛みを伴わなけ

ればなりません。日常生活だった当たり前という状態が、今思うと、何とも有難い状態であったか!と

思わされます。私たちは普段の「当たり前」の貴重さに、気づけない愚かさを抱えているのです。

失って始めて、そこに気づきます。気づいても、また普段の状態に戻ってしばらくすれば、当たり前となっ

てしまい、忘れてしまうのです。これが人間の愚かさですね。煩悩をもっているということは、

そのようなことなのです。