日記

医療崩壊の懸念

おはようございます。住職です。

新型コロナウイルスは今、特に欧州で大変な状況となっていますね。

イタリアでは医療崩壊を起こし、多くの方が亡くなっています。

報じられる記事によると、情報の真偽はわかりませんが、医療崩壊を起こしたイタリアでは、

感染した若い人を優先的に治療する方向で、高齢者は診てもらえないのだとか。そのような医療環境

が致死率を高めているようです。

これは日本でも懸念される点ですね。今の所、新型コロナウイルスの致死率は、1~2%と言われています

サーズやマーズなどと比べれば致死率は低いです。インフルエンザは0.1%とか言われていたと記憶して

ますが、インフルエンザよりも当然高いです。

だから感染しても、医療体制さえ整っていれば、さほど心配し過ぎるような感染症でもないと思います。

でも、毒が弱いからなのか、感染力が強いという特徴がありそうです。徐々に感染が拡がってますね。

ここが大問題なのです。感染が爆発的に増えた時、イタリアと同じ医療崩壊という現象が起きてしまいます

今の日本はそこまでではないのですが、いつそうなるのか、不安もあります。

医療崩壊が起これば、日本でも死亡者が増えてしまい、結果的に致死率は高まります。

今は幸い、そのような現況にないのですが、自粛自粛の嵐で、経済も滞留。出口が見えない状況に、リーダ

ー達は色々と危機感を感じています。

特に堀江さんは声高に心配しすぎ!と発信されていて、自分のイベントは開催する!と仰っておられます。

私もある意味同意はしてますが、それは現況という条件つきでの話です。

堀江さんも同じだと思うのですが、以下の事が気になって、私は現在、様子見自粛が適切だと考えています

それは、このウイルスの潜伏期間は長いようだし、感染して症状がでる人であっても、感染から数日、

あるいは十数日かかるみたいです。日本の感染者数を日ごとに比べてみると、ここ数日50人前後の感染者

が確認されています。この感染者の方々は、昨日感染したのではなく、おろらく一週間前後症状があり、そ

の後に検査を行い、確認されているのだろうと推測されます。

つまり、十数日前に感染した人が多く、その後も日常生活を過ごしている!と推測できる訳です。

となると、首相が突然、学校に休校要請をした2月末以降、社会的自粛ムードが高まった時期以後に感染し

た方々と推測できます。自粛傾向が強まって以降も、着実に感染は拡大しているように思えます。

確か、今月19日に学校休校などの対策効果を専門家会議が報告すると言われてたように思いますが、

おそらく一定程度の効果はあった!と評価があり、しかしながら未だ終息に向かっているとは断言できない

となるのだと思います。もっと踏み込むならば、より一層の自粛が求められると言われるのだと予想しま

す。

もし今日感染したとして、感染が確認されるのは今月末頃。その時に日本が医療崩壊していないのであれ

ば、私は今日のイベントは全然問題ないと思います。

しかし今月末に、もし医療崩壊していたら、あるいはそれを懸念するような感染者数の増加傾向にあった

ならば、今日イベントを開催した事を後で不安に思うこととなるでしょう。

もちろん、感染拡大させない為の対策を行っていたとしてもです。完璧はないから。

それを判断するには、ここ数日の感染者数の推移を注視するこが大切だと思います。

堀江さんのようなリーダーは、注目を集め続けなければならず、上記のことなど解っていながら、挑戦的な

ご発言をされます。もちろん、日本が医療崩壊を起こす危機的状況となったとした、イベント開催は撤回す

るでしょう。というか、そんな状況になったら、もっと騒ぎが大きくなって、堀江さんのイベントなど忘れ

去られてしまいます。そこら辺だって、織り込み済みだと私は勝手に思っています。

要は、リーダーというのは大変だということ。時に演技しながらでも先陣を切って突っ込んでいかなきゃい

けないし、間違えれば叩かれる辛さも覚悟しないといけない。覚悟がないとできませんよね。

リーダーはこのような危機的状況を上手に乗り越えられる人のことです。

今回のような状況では、成功するのであれば、結果的に成功した!という流れが強いように思われます。

このような閉塞感が漂う中、それを打破しなければならない状況は必ずあります。皆が閉塞感に閉じ込めら

れたら何も面白くない。時に危険な橋を渡らなければいけないと思います。挑戦者はそれらを背負っていく

わけですから、勇気ありますよね。私も挑戦が好きなのですが、今回ばかりは、挑戦するよりも慎重さを

選んでいます。

私の中では、今月末までの時期が、2回目(1回目は2月上旬)のターニングポイントになると思っていま

す。自粛傾向な現状だけど、今も人々は動いてますから。気を遣いながらも動いてる。これでも感染が拡が

っていくほどのウイルスであれば、ちょっと大変。中国や欧州では大変な規制になっているから、たぶん

感染は拡がっていくんだろうけど。日本で感染拡大が緩やかなのは、たぶん、これまでの国民の注意力だと

思います。

しかし、それでも3月末頃までに感染者が増えていく傾向が認められれば、爆発的感染も覚悟しなくてはい

けないと思います。その時、日本の医療がどうなるのか!?

嫌な流れですよね。私は3月末頃までは、極力外出しないように努力します。

因みに、明日は教誨師で川越少年刑務所にいかねばらないのですが。教誨は実施するのだそうです。