暴風雨!?

投稿日: カテゴリー: 日記

おはようございます。住職です。

今日は雨ですね。報道によれば、暴風雨とかになりそうな感じだと妻から教えてもらいました。

数年に一度!?とか、妻が言ってましたが、誤情報なのかな!?とか思っています。

私はTVを見なかったので、妻からの話ししか聞いてないからです。

今、7時半なのですが、雨は降っていますが、本格的に降ってるな!位の状況なのです。

風もありません。それなので、誤情報!?と疑っていたりしています(笑)

私はまもなく外出するので、妻が心配してくれての情報提供だったので、有難く気を付けて行ってきます。

何事もありませんように。

後悔しない人生を

投稿日: カテゴリー: 日記

おはようございます。住職です。

このような外出自粛期間ですが、世の中は色々と動いています。当然ですよね。諸行無常ですから。

私達の社会だけ、人間だけが騒いでいて、仕事を自粛!とかやってるだけなのです。

でももし、宇宙レベルの視点に立てたとしたら、こんな問題も些細なことなのでしょう。

物事って、どこから見るのかによって、見方なんて変わるものです。

私は人間なので、どうしても社会活動が停止しつつある現状に生きていますが。

しかし、自粛期間ではありますが、大事な大事なこともあります。

大袈裟ですが、大事なことは命をかけてもやるのです。当たり前のこと。

命を掛けれないような事であれば、今の私は自粛!を選びます。大抵のことは、自粛です。

(この命がけというのは、今回は大切な周りの人の命までも含めてます)

大袈裟でしょうが、このウイルスに感染しても、おそらく私は大丈夫であろうと、安易な考えを

もっています。しかし、高齢の方や周りの人が大丈夫なのか!?と言われると、不安な部分もあるのです。

もちろん、究極的には安易な考えを持っていますが、だからといって、外出はしません。

万が一!という世界があることを痛感しているので。命は縁が整えば、簡単に死にゆくのです。

でも悲しいのは嫌なので、なるべくそうならないように避けようと行動しているのです。

だからこそ、究極的には楽観しているのですが、軽はずみな行動はしない。

警戒に警戒を重ねて過ごしております。家族から大袈裟呼ばわりしているほどです。

それらの事がはっきりしているので、今の私は外出の有無に対して迷いがありません。

覚悟してるからかな。後悔したくないので、後悔しないように警戒をしています。

これだけ警戒しながら生活をしていれば、もし感染したとしても、諦めがつくのです。

どうしようもなかった!と納得できる。 私にとってはこれが大事。

もし安易な行動をして、感染して最悪な状況になったら、自分の行動を後悔することとなります。

その後悔は一生ついてくる。そんな事になるのは嫌。

だからこそ今、最大限の行動をする!   私が仏教を学んで心底納得できたことです。

そんな生き方をしたい。私の心の底には、そんな覚悟があるので、自然とこのような行動になって

います。周りからは大袈裟!と言われますが、大袈裟だっていいじゃないか!なのです。

これからは、そんな覚悟が問われる時代となっていくかもしれませんね。withコロナとか言われるし。

お寺のコロナ対策

投稿日: カテゴリー: 日記

こんばんは 住職です。

ちょっと更新を疎かにしてしまいました。忘れたりして。

最近、書斎に居る事が多く、その為ネットを利用する時間が長くなりました。

ネット会議やネットニュースを見たり、とても活用しています。

読書も続けているのですが、読むペースが遅い。

西照寺でも、寺務員さんが私生活の都合上、自宅待機が難しいとの理由で、しばらくはテレワークという

勤務形態になったのです。お寺に来る分であれば特に問題はないのですが、どうしても他に外出する

必要があって、もし自分が感染したら、お寺でウイルスをバラまいてしまうことを恐れたのです。

相談をしてくれた結果です。

そんなこともあって、西照寺に鳴る電話は、私が受けたりすることが多くなっています。

緊急事態宣言が出された後、お寺への電話も少なくなりました。ご法事の延期もあったりします。

西照寺では、WHOの指針を参考にしたり、厚生労働省の情報を参考にしたり、地域の感染状況を確認し

ながら、可能な限り対策を施しています。もちろん、地域の保健所にも確認しています。

ただし、保健所では地域の具体的な対策や要請などの指針は今の所ないそうです。

むしろ、国が言っている3密を作らない環境で行ってください!との事でした。

WHOは先日、世界の宗教指導者や宗教団体にガイダンスが出されたのです。英語なので大変ですが。

私が勤める東京教区教務所のHPに和訳を整えた情報があるので、ご紹介します。

http://tokyo-hongwanji.jp/news/200414/

これらの情報を確認しながら、西照寺でも対策を講じている所です。

お寺での仏事などは、上記ガイダンスなどを参考に、今でもご法事は勤めます。

ただし、これまでとは違って、本堂を開け放し、空気の循環を良くしながら、参列者の間隔を2M程確保

するなどしているので、かなり不便ではありますね。

ご法事の場合、当然消毒も徹底しているので、できる限りのことはしているのですが。

ただし、だからと言って感染しないという訳でもないでしょう。そこが怖い部分ですね。

このように、色々と対策を考えながら、あるいは今後のあり方を模索しながら日々を過ごすと、色々と時間

がかかります。正直やることだらけ。もっと時間が欲しい状況となっています。

だって、WHOのガイダンスみたら、リモートを利用した宗教儀礼のあり方を考える必要もある!と提言され

てるんです(上記URLを表示しているガイダンスの中に)。

突然そんな事言われても、移行がスムーズにいくとは思えません。しかし、やらないといけないことも確か

です。コロナによって、人と人との距離を確保する、あるいは人の接触を控える必要がでてきた社会状況の

中で、人と人とが結びつく場所であるお寺(コミュニティーの場)は、俄然不利なのです。

コロナの状況次第ですが、長期間影響が続くと、もしかしたら、解散するお寺(お寺は会社ではないので潰

れるとは言わず、団体なので解散と言う)が出てくるかもしれません。

そんな事を考えながら、対策を進めないといけないし、対策をしたとしても、それが功を奏するとも限らな

い見えない状況にあるのです。

しかし、こんな時だから、お坊さん達も色々と考えて危機意識をもって現状を考えている所です。

今、お寺では何が起きているかというと、宗派を超えて、全国の各お寺の比較的若いお坊さんが、ZOOM会

議しながら、色々と話し合い、議論をしています。私もそんなグループと繋がっているので、頻繁に会議に

参加させてもらっています。グループと言っても、決まった人だけのグループではなく、始めての方も

ドンドン入っています。だいたい2時間ほどの勉強会や事例発表会などが多いのですが、多い時は1回に

30名のお坊さん(全国、宗派関係なく)が参加したり、少なくても、15名ほどのお坊さんが参加したり

しています。お坊さんもそれぞれ頑張っています。もちろん、コロナ撲滅を祈ったり、供養したりの日常の

法務を行った上での話です。そんな同士と出会えたり、画面を通じてですが、同じ時間を共にすると

こちらも励まされます。さてさて、一体いつまで続くのでしょう!?

久々の外出

投稿日: カテゴリー: 日記

こんばんは 住職です。

今日は強い雨でした。風も吹いていて、寒い日となりましたね。

私は、1週間程自宅に籠り切りの生活でしたが、今日は必要があり外出してきました。

今日の天候的にも、外出先も人が少ないだろうと考えたからです。

午前中に銀行に振り込みの用事があったので、出向いてきました。

やっぱり銀行は人が少なかったです。窓口に行ったのですが、私を含めて3人。

私はゴーグルにマスク、さらに使い捨ての手袋を装着して、コロナ対策。

さすがに手袋までしている人は、見かけませんでしたが。でも、恥ずかしくない。

むしろ、装着すべき! 一人一人の努力で収まるはずだから。 やれる事はやりましょう。

このような時期なのですが、銀行に来ていたご高齢のおじさんは、マスクもせず大きな声で

店員さんに話しかけていたので、ちょっと気になってしまいました。

悪気はないにしろ、コロナの事も知っているみたい(会話から)だったので、気をつかって!と

思ってしまいました。

その後、久々にスーパーで食材を買って、ポストで郵便物を入れ、帰宅。

全体でも1時間ちょっとだったと思います。車で移動した時間もあったので、結構早かった。

午後からは、自宅でテレワーク。

今日は雨だったので、身体を動かせなかったのですが、あまり身体を動かし過ぎて風邪でもひいたら

嫌だし、丁度いいのかもしれません。昨日、菜園仕事を行ったので、ちょっと身体は疲れ気味なのです。

ウイルスが全く気にならない空間

投稿日: カテゴリー: 日記

おはようございます。住職です。

昨日は、良い天気でした。 久しぶりの気分転換に、散歩をしてきました。

ここは自然が豊かなので、人との距離を気にする必要がありません。

ここ数日、自坊に閉じこもっていたこともあり、外出してないので、世間の状況が

わからないのですが、昨日の散歩をする限り、車もあまり走ってない印象でした。

日に日に東京を中心に感染者が増え続けている状況に、身近感がでてきたのでしょうか!?

今だから言えるのですが、こんな状況で東京住まいであれば、ちょっと大変かもしれません。

自宅に閉じこもることは、可能かもしれませんが、住居のスペースなどの関係やらで

田舎の方とは明らかに異なると想像できます。

都会であれば、そもそも全体的にスペースが狭いでしょうし、外出することが前提のあり方に

なっていると思われます。

このような事態ですが、当然散歩などの外出はしなくてはなりません。しかし散歩をするにも、そもそも

人口が多いということは、他人と近距離ですれ違う可能性も高くなるでしょう。

近距離ですれ違うのは仕方ないですが、このような時だから、できれば気にしたくはないですよね。

散歩くらい、気にしないで歩かせてくれ!と思うことでしょう。

田舎は、そんな心配が皆無。

昨日はあえて山道も通ったのですが、これです。

もちろん、こんな場所に普段から人なんか通ってないのですが、こんな空間がある!というのが地方の特徴

です。逆に、普段だったら大変な、気味が悪い場所だ!と思われてしまうかもしれませんが、今日の

状況では、こんな環境にこれまでとは逆の強みを感じさせられます。

何も気にせずジョギングできるし、ウイルスを気にする必要が今のところ皆無だろうと思ってます。

一時的にでも、ウイルスを忘れさせてくれる空間があると、気持ちもリフレッシュできます。

ただし弱点なのが、途中で疲れたり怪我をしても、迎えにきてもらえない。自力で帰らないといけなにので

す。あとは、途中で喉が渇いても、自動販売機なんてないのです。

もっとも、この山道は、300メートルくらいなものなんだけど。

平和ボケ 死の縁が整わないように

投稿日: カテゴリー: 日記

おはようございます。住職です。

異常事態が続いており、先が見えませんが、楽しくやってます!!!

西照寺は田舎なので、敷地も広いし、やることなんて沢山ありすぎ。

身体も動かせるし、こういった時でも全く問題ありません。

心配があるとすれば、資金ショートくらいでしょうか(笑) しかし、これは皆同じ。

さてさて、非常事態宣言が出されても、TVを見ていると出社などもあるのでしょうが、

東京でも外出している人がいますね。仕事だから仕方ない!とも思いますが、私はある意味で

疑問がでていました。 仕事といえど、なぜ外出するのか!?との疑問です。

先ほど、ネットニュース見ていたら、昨夜歌手のGACKTさんがTV出演されて、お住まいのあるインドネシア

から、日本の現況について感想を述べられたそうで、多くの人から共感があり、SNSで話題となった!と

報じられていました。ちょっと記事を貼り付けさせてもらいます。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200409-00000138-dal-ent

これを読んで今更ながら、私の「そうなんじゃないか説」がよぎったのです。

最近、非常事態宣言が出されたことに関して、店舗の休業要請があったりします。

しかし、休業させるなら、保証とセットだろ!との意見が沢山ありました。確かに!と思う部分はあるので

すが、この議論が展開されてきて「保証がないから休業できないんだよ!」という意見が当然のように

だされてきている印象です。私はここに若干の違和感をもっているのです。

もちろん、その意見の一部には納得しているんですよ。

私が違和感を感じていた部分は、保証がない⇒収入が無くなるから休業できない⇒休業できないのは仕方な

い、という論調。この論調は、休業しないお店があるから、外出する人だっている!という暗黙の構造を

成立させてしまっていると思えるのです。私はこれまで、何となく変だな!?と違和感を感じてました。

それがGACKTさんの記事を読んで、ようやくスッキリできたように思えたのです。

今、日本の中でも自粛している方が大半だと思っています。それは、やはりこのウイルスに命の恐怖を感じ

られているからだと思うのです。もちろん、志村さんの件が大きかったと推察。

そして、自分だけでなく大切な周りの方の命まで奪うかもしれない恐怖を、きちんと感じているからだと

思うのです。自分と周りの大切な方の命の問題となれば、大抵は、収入の問題よりも命の問題を取るの

だろうと、私は個人的に思っています。(ただし、仕事に命をかけている!という場合は、仕事を優先する

姿勢には理解ができます。自分と大切な人の命をかけて、仕事をしている!というのは、もはや命と同等)

しかし、収入の問題を第一に持ち出してきてしまう人たちがいるのです。もちろん、収入は大事です。

収入は大事なのですが、それを第一に考える人達は、たぶんですが、命の危機になってないんじゃない

か!?と思うようになりました。自分は死なないと思ってる。まだ命の問題になってないと。

あるいは、周りに大切な人がいない!とか。大切な人は死なない!と思っているとか。

それらを「平和ボケ」とか言われてますが、もしかしたら、本当にそうなのかも。

日本は世界と比べて、これまで「死」を見せない。「死」を見ないで済むような環境が続いてきたのです。

もちろん、自然災害で多くの死者は出してますが、「死」の生々しい映像などを見せない。

病院でも、死者は裏口から出されます。こうなってくると、死が身近に感じられなくなる。

これらの環境が今、世界から「狂ってる!」と思われている日本人の行動となって表出している可能性を

感じています。私は僧侶なので、死者をよく見ます。仏教を学び、生死について考える機会が多いです。

生き物は縁が整えば「死」にます。「死」は身近にあります。私たちはたまたま今「生」きているだけ。

とっても脆いものです。それが頷ける人は、例えばですが、僧侶がよく説法する「一期一会!」とか、

「毎日は当たり前じゃないんですよ!今に感謝して生きましょう!」と聞けば、「あぁ、そうだな」と思え

る人です。自分なりに、振り返ってみてください。このような人は結構多いように、私は思っています。

それらの人は普段から「死」がそのようなものと知っているので、危機意識が持てるのかもしれません。

しかし、「死」を見せてこなかった日本の環境は、稀に正しく「死」を畏怖できない人を作ってしまった可

能性が高い。まさに「平和ボケ」。

もし、「死」なないのであれば、当然収入は大事です。

でも、もし死ぬのであれば、収入なんて不要でしょう。死んでお金はもっていけないし。

収入を第一に考えるということは、生きていることが前提なのです。

今、保証だろ!保証だろ!と声高に意見する人がいますが、それは生きていることが前提となっての話で

す。生きていることが前提なのだから、保証!保証!となるのです。

今は死の危険性が迫っている。多くの人に「死」の縁が整う環境となりつつある。

保証がないから外出するのは仕方がない!という意見は、結果的に多くの人に「死」の縁が整う環境を生ん

でしまっている!ということになるのです。

そうではない。私達は今、保証の前の状況にあるのです。

今は「死ぬな」「死なないでください」の状況だろうと思うのです。そして、多くの人に「死」の縁が整わ

ないよう配慮することが必要なことなのだろうと、私は思います。

ようやく、死の縁が整う環境を抜け出せたら、今度は保証の番です。生きることが見えてくるから。

その時は、迅速な対応が求められると思います。

時に、収入がなければ、死ぬ! 同じじゃないか! との反論があるかもしれません。

そのような方は、今、食べることに難儀が生じてる。 そこには、30万の給付金があるそうだし、

生活保護費として得られる場合もあると思います。あるいは、他の方の支えが大事となります。

幸い、今の日本では、餓死者はさほどおられません。

そう考えると、やはり今は保証よりも、死なない環境を整えることだと思います。

マスクの煮沸再利用

投稿日: カテゴリー: 日記

おはようございます。住職です。

確か、今年の2月頃のことだったでしょうか。その頃はTVで中国のコロナの話題で持ちきりでした。

そんな中で紹介されていたのが、マスクが足りないから、中国人の中には、使用したマスクを鍋に

入れて、煮沸してから再利用する!という映像が流されていました。ある意味衝撃を受けました。

信じられないというか、ちょっとバカにしてしまったのです。

私は、そんなのダメだろ!と思っていたら、専門家の方が、「有効です」と言ってました。

私は「そうなんだ!」と思うと同時に、あんなことは流石にしないな!と思ってたのです。

しかーし、流石に私も残りのマスクが少なくなってきてしまいました。

3月に入ってから、もしもの事を想定して、使ったマスクをビニール袋に入れて保管してたのです。

それを過日、ついに鍋に入れて煮沸してみることとなった訳です。

鍋に入れる前、家族から「レンジでチンすればいい!」と聞いたので、やってみたのですが、

マスクにはホッチキスが使われていて、それが温め中に火花を散らしたので、諦めたのです。

レンジを諦め、マスクを鍋に投入! まさかあの時バカにしていた行為を自分がやるだなんて!と思いなが

ら。沸騰してきたお湯の中に入れたマスクは、ドンドン変形していきました。

ギューって内側に寄っていくような感じ。10枚ほどのマスクを入れて、箸でかき混ぜました。

煮沸すること3分ほど。ザルにあけ、ラーメンみたいに、ザル事振って水分を落とします。

しかし、マスクは水を含むので、なかなか水分が落ちないです。

今度は乾かさないといけないのですが、煮沸した事で、マスクはシワシワ。

こんなシワシワになるのです。なんか、気持ち的には「え~!!」って感じです。使用感丸出し。

しかも、数枚は無理やり伸ばそうとしたので、破けてしまったり。結構面倒でした。

すでに外出(食料の買い出しや郵便局)の際に利用してますが、これをもう一度煮沸することは

ないですね。煮沸して再度使えるのは1回だけでしょう。

平家物語

投稿日: カテゴリー: 日記

こんにちは 住職です。

今日も素晴らしいお天気です。

今日は「はな祭り」。お釈迦様のお誕生日です。

各地のお寺さんには、生まれたばかりのお釈迦様の伝記に沿った置物が置かれ、

そこに甘茶をかけ、お祝いするのですが、今年はひっそりと行われていることでしょう。

私は最近、時間があるので気のむくままに、色々な調べものをしたり、読書をしたりして過ごしています。

世間の流れと同様に、お寺の法務も減っています。その場その場で、現実を受け止めるしかありません。

これまでの慣れ親しんでいた世界が当たり前!とついつい思ってしまうので、非常時を受け止めきれません

。受け入れたくないし。でも、私達の思いとは裏腹に、真実は諸行無常。移り変わるのです。

残酷ですが、そんなもの。それを受け入れたくない私達がいるだけなのです。

そう考えると、本当に深刻な事態となるかもしれませんが、粛々とその場その場で受け入れながら、前に進

むしか道はないのかもしれません。私も、イタリアやスペイン、ニューヨークの様に、大勢の方が亡くなる

現実なんて見たくありません。私だって死にたくはありません。できれば終息して欲しいです。

しかし、どうしようもないこともあるのでしょう。それが諸行無常ということ。

変化は常に起きるのです。こんな時、ただただ仏教の説く教えが真実であることを思い知ることとなってま

す。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす。

奢れる人も久しからず ただ春の夜の夢の如し 猛き者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ

                                      (『平家物語』)

このような年齢になって、このような境遇に陥って、やっとしみじみと味わうことができるような気がしま

す。それにしても、平家物語の作者って、凄い精神年齢だな。と思わされました。

鎌倉時代に作成された、平家から武士に権力移譲がなされている最中の時ですから、まさに時代の移り変わ

りにこそ、実感できることなのでしょうか。

新型コロナでパラダイムシフトとなるだろうか!?

投稿日: カテゴリー: 日記

こんにちは 住職です。

今日は、今回のコロナウイルスによって、これまでの経済合理性を重視した日本の脆弱性について

私なりに綴ってみようと思います。

このブログでも数年前に何度か綴りましたが、現在の日本は経済合理性という価値観に偏重していると

思っています。経済合理性というのは、基本的には「投資して利益を生む!」という構造です。

投資<利益という構図。  反対に、投資>利益はダメです。

私なりに解釈すると、お金(利益)を生み出すことが重要視されてきた!ということ。利益を生み出す為に

は、より効率的であるべきだし、合理的であることが大切となります。

東京は日本の中心だから企業が集まるし、働く人も集まります。交通の便も良いです。

人が多く集まれば、効率的で合理的な商圏が出来上がります。なので飲食店や小売業も多く集まります。

当然活気があるので、全国から若者も集います。憧れの地ですね!

そうやって自然とできたのが、人口密集地東京。

敷地に対して人口が多すぎるので地価は上がるし、より多くの人が住めるように高層ビルが建てられまし

た。

東京に土地を有する人はビルを建て、テナント料や賃料をとります。

借りる側は毎月の固定費を払わないといけません。 

ちょっと前まで、持ち家か賃貸か、などと議論もありました。今の時代は賃貸こそ正解だ!などとも聞いた

ことがあります。

そんな経済合理性に偏重した社会に、新型コロナウイルスがやってきました。

どうやら、このウイルスは3密といわれる、密集・密接・密閉で人々に拡散していくらしいです。

皮肉なことですが、経済合理性を重視した都会は、このウイルスに対応できないことが明らかになってきま

した。都会では物理的に人々の距離が近く、生活空間も密接なのです。ウイルスが拡散する条件が整って

いるのです。

ウイルスを封じ込める為に、自宅で過ごすことが要請されていますが、そもそも人口密集地にある家は狭

く、自宅に居続けることを想定して作られていません。むしろ、外出することが基本で、寝に帰る空間とし

て作られている家が多くあります。その証拠に、マンションでは個別の庭なんてありません。

さらに、事務所や自宅が賃貸の場合、毎月の固定費がかかります。都会であれば金額も高額でしょう。

テナントや自宅を借りている人は、どんなことがあっても、毎月の固定費を払う為、利益を生み出し続けな

ければならない構造となっているのです。

だからこそ、ウイルスに感染する危険性を覚悟しながらも、働かないといけません。

しかし、そもそも需要がなければ利益も生み出せません。

つまり、ウイルス感染の危険の中、利益を求めて働くが、そこにニーズがなければ、利益はだせません。

利益がでなかれば、固定費が払えず追い出されてしまう可能性が高くなります。

この悪循環が、都会の飲食店や居酒屋経営者に今、襲い掛かっているのです。

どこを見ても、不安しかありません。経済合理性の価値観に染まり、ずっとこのまま続くと思っていたので

す。でも諸行無常。予期しない事態がやってきてしまいました。

今はウイルス拡散を防ぐことに注目が集まってますが、世界を見れば、世界中でウイルスとの闘いが行わ

れており、都会では大きな被害がでています。あちこちで都市封鎖が行われ、人々の活動が止まっています

。もし影響が長引けば、今後物流にも影響がでるでしょう。例えば、食料品などは懸念点です。

非常事態が長引けば、それだけ生産力が落ちます。そうなれば、これまで他国に輸出できていた分量の生産

ができなくなるので、輸出をストップしなくてはいけません。一国だけ非常事態であれば、他国から代替え

ができるでしょうが、世界同時多発的に非常事態となれば、他国からの代替えは無理です。

当然、自国の生産力で何とかしなければいけなくなります。しかし、日本の食料自給率は低いのです。

こんな時に、自宅に庭もなければ、家庭菜園もできません。

田舎は逆です。人がいないので土地があります。

基本的に持ち家ですが、地価が安いので家自体が広く作られてます。庭もあります。

自宅待機でも、さほど窮屈ではありません。ある程度の家庭菜園だったらできるでしょう。

経済合理性という観点から見れば、田舎は不利です。無駄が多いと思われてしまいます。

しかし、ウイルス対策という点では、都会は不利です。感染の条件が整っているからです。

新型コロナウイルスを、乗り越えられたとしても、新たなウイルスが出現することは確かです。

近年は10年毎に、サーズ、マーズ、新型インフルエンザ、新型コロナウイルスと出てきています。

今回の件で、世界中で人と物の移動が制限できない状況の現代では、パンデミックとなり易い構造で

あることを理解すべきでしょう。ウイルスによっては、感染したら最後!という種類のものだって

でてくる可能性もあります。

このようにウイルスに脆弱な社会であることを、世界中の人が経験している今となります。

今回のウイルスによって、これまでの経済合理性に偏重した社会のあり方から変化していくのか!?

パラダイムシフトが起こっていくのか!?私は注視しています。

もう新型コロナウイルス前に戻ることはないと思います。パラダイムシフトをしていくのであれば、

きっと時間をかけながら少しづつだと思います。

今後、どのように生きていく事がベストなのだろうか!? それを模索するような動きが始まるかも

しれません。もし、そんな動きが始まるとすれば、東京一極集中が地方分散型にシフトする可能性が

高いと思います。ただし、そうなる為には、インターネットを利用した仕事のあり方が整備される必要が

でてきます。在宅で仕事ができ収入が得られる仕組みが整うことで、地方分散型が実現していくことは

あるでしょう。そこがどうなるのか!? とても気になりますね。

Zoom会議が増えてます。

投稿日: カテゴリー: 日記

こんにちは 住職です。

今日はとても良い天気です。本当に天気だけみれば、素晴しい日なのに。。。

さて、今日から私は再度読書を復活させていきたいと思っています。

先週の終末に、自宅を囲う植木の刈り込みを2日間かけて行いました。

今年から、電気ノコギリを使用しました。これまで数年、手作業で行っていたのですが、

電ノコはとても楽。ドンドン刈り込みができていきます。ただし、電ノコは雑ですね。

ノコギリなので、鎌みたいな切れ味ではないので、小さく細い枝などは中々切れない。

切るというよりも、伐るような感じ。もう少し言えば、電ノコの勢いで吹き飛ばす!みたいな

感じになってます。だから雑。

電ノコは、ちょっと重いので、植木の上部を伐る時には持ち上げ続けないといけません。

それなので、筋肉痛が2~3日後にでてきました。今日は背中と肩と腕が、若干痛いです。

先週は、庭の清掃やキッチンの片づけなどを行い、身体を若干使いました。なので、ちょっぴり

お疲れです。それなので、頭を動かすことにしたのです。だから読書。

読書嫌いなんだけど、こんな時こそ、読書のチャンス。さらに、YOU TUBEで勉強もできればいいな!と

思っています。現代は本当に便利。意欲さえあれば、お金払わなくても沢山学ぶことができる。

さてさて、今週からZoom会議などが多く入ってきています。自宅にいる人が多くなってきて、皆やることが

ないのでしょうね(笑) Zoom会議がすぐに決まっていきます。 とっても良い傾向。