日記

日本 近代化の背景②

おはようございます。住職です。

鎖国を解いて、明治時代に入ると、当然ながら日本も近代化まっしぐら。明治になったら、日本は脱亜入欧

(アジアを脱して、欧州列強の仲間入り!との意味)とのスローガンを掲げて、それまでの社会制度などを

ドンドン改革していくこととなります。

恐らくですが、当時の明治維新を遂げた人々は、日本と欧米の技術力との違いに危機感を持っていたことで

しょう。いち早く近代化を遂げて、欧米の技術力に追いつかなければ、日本は乗っ取られる!と思ったかも

しれませんね。

このような状況ですから、きっと近代化も徐々に!というよりも、ドンドン!という感じだったのかと想像

します。

もはや、これまでのお米を中心とした武家社会の価値観など、一気に忘れさられ、新たな価値観を構築して

いかざるを得なかった時代だったのでしょう。

上記私の仮説がそれなりに当たっていたとして、一気に近代化しなければならなかった日本の状況は、仕方

がなかったのだと思われます。だって、ノロノロしていたら、欧米に日本を乗っ取られる!と危惧する気持

ちだってあったことでしょう。日本(自分達)を守ろうと近代化に必死だったはずですね。

ですから、明治期の大変革は、これまでの日本の良さを精査し、踏襲していこう!となどとの思いもなく、

なるがままに進んだのかもしれません。(もっとも、明治維新を遂げた人々は、それまでの武家社会を解体

したかったのかもしれませんが) その結果、日本人が大事にしてきた特徴が、おそらくこの頃に手放すこ

ととなったのではないだろうか?というのが私の感想です。