おはようございます。住職です。
昨年のこの時期、私の大学、大学院時代の親友が住職を継職することになり、その法要(住職継職法要とい
います)にご招待を受けました。大阪のお寺です。招待状が届いたのが、昨年の年始だったと思います。
すると、直後に新型コロナウイルスが日本にも入ってきて、緊急事態宣言が発出されました。
そこで、友人は「法要を1年延期します!」となったのでした。
しかし、相変わらずコロナは終息せず、先日、近隣の関係者だけで小さな法要を行いました!とご報告を頂
戴したのです。
当然ながら、このような状況で小さな法要を行います!と事前に連絡すれば、相手を悩ませてしまうことに
繋がるとの配慮があったことだと拝察しました。色々な事が、コロナによって難しい現実。
コロナ前であれば、悩まなくて済む色々な事があるのだなぁと、改めて思わされました。
親友の喜び事ですし、私も参列したかったですが、本当に残念でした。
でも、おそらくだけど、きっとまた会えると信じて、状況が落ち着いたら、改めて個人的にお祝いさせて
もらえればな!と考えて居ます。もちろん、生きていれば!!!との事ですが。
因みに、私は大学に入ってから、多くの刺激を受け、色々な意味で成長することができました。
自分で自分の人生を振り返ってみると、まずは大学で私に大きな影響を与えてくれたのが、2人の先輩でし
た。先輩といっても、私は一年浪人しているので、同じ年なのですが。
大学1~2年の時は、常につるんでいた人達です。夜な夜なお酒を飲むときは、熱い議論をしてました。
私はついていけないけど、話だけ聞いていたタイプ。
先輩の一人は、県内でも名の知れた高校が進学校だったようで、高校時代は勉強をした!と話してました。
数学が得意で、予備校の模試で100点とったことがあったらしく、偏差値も80?くらいをとったことあ
ったそうです。でも、お寺をやるから大学は龍谷大学と決まっていたらしく、受験は目をつぶってても
問題解けた!と言ってました。私は1浪しているくらいですから、私と真逆ですね。
そんな真逆なタイプにひかれたのでしょうね。だからつるんでいたのでしょう。
そんなことだから、その人いわく、人生頑張らなければいけない時がある。
必死になってやる!という経験をしたことある人間は、やっぱり強いよ!と毎回熱い議論になる。
そんな環境で1年半ほど、遊んでました。
すると、もう一人の先輩(経済学部の人。お寺ではない。)が、大学3年の中頃に、突然、俺は理学療法
士になりたい!とか言い出して、卒業したら専門学校に行く事にするから、今から勉強する!とか言い出し
て、突然勉強浸けの生活に。1年後に試験が終わった連絡を受け、久々にお祝いをしに会いにいきました。
1年ぶりにあった時の、先輩の「猛烈に頑張ったぞ!」との一言と充実した晴れ晴れした表情に、
私は「なんだか、いいな!」と思わされたのです。
人生本気で頑張ることも必要!との議論と、実践で示してくれた先輩の表情に、私も魅力を感じました。
私が大学3年の終わりです。それらの影響から、私は大学4年になって、人生をかけて、教学の勉強を始め
ることにしたのです。因みに、数学偏差値80の先輩は、単位を落として留年してました(笑)
私も人生をかけた勉強を始めたので、留年した先輩とは、その頃一緒につるんでいませんでした(笑)
ということで、この2人の先輩は、私に影響を与えてくれた先輩として、親友です。
さて、続いて勉強をし始めてから、新たな親友ができることとなります。ここでも2人。
その1人が、上記、この度、住職を継職した親友となるのです。
この親友とは、大学4年の終わり頃、毎日図書館に通って10数時間共に勉強してました。
一人で続けると辛いけど、二人だと励まし合いながら、乗り越えられる!
そんな経験をさせてもらった掛け替えのない親友です。
因みに、この親友は大きなお寺の跡取りでした。私も初めて実家に伺った時、驚きました。
この業界の名家だったわけです。まぁ、名家であろうがなかろうが、どうでもいいことなんだけど。
それにしても、大きなお寺なので、住職となれば、大変だろうな!と思います。
頑張ってね!そして、おめでとう!!!