おはようございます。住職です。
そういえば、一昨日1月20日は、私の父である前住職の76回目の誕生日だったのです。
そこで当日は、家族と市内のお店で食事をしてきました。
振り返ってみると、私の父方の祖父(つまり、前住職の父親)は76歳で亡くなっています。
確か私が小学5年か6年生の時だったような記憶があります。
祖父は、東京の調布市にある延浄寺の住職でした(現在は、祖父の長男、つまり私の父の兄が住職)。
つまり、私の父は、自分の父親の年齢と同じ年齢になったということです。凄いですね。
ということで、おめでとう!とお祝いをしたのであります。
前住職(私の父)は、お陰様で今は元気に過ごしておりますが、数年前に病気が発覚して、手術をして
再発しての繰り返しで、初期で悪性度も低いのですが、何度も繰り返すし、その度に病理検査をするし、
病理検査毎に、結果は変わる可能性もあると言われ、不安な日々を3年ほど過ごしたものです。
結局、今のところ初期で悪性度も低い状態のままで、ここ数年再発は見つからず、安定しております。
幸い、乗り越えてくれたんじゃないかな。と思える日々が3年~4年ほど続いているのです。
そんな過去があった分、余計に「良かったね!」と家族も一安心しながら言える今が本当に有難いと実感し
ます。
お坊さんだし、亡くなったら仏様の世界に往くとはわかっていたとしても、だからと言って、肉親の命の
危機を感じた時は、特別に不安な気持ちにもなりますし、無事でいて欲しいと願うものなのです。
お坊さんだけど、一人の人間ですから、そこは皆さんと同じなのです。
愛別離苦は人間であるからこその苦しみですね。それはお坊さんだろうが、何だろうが、皆一緒。
一昨日を迎え、ふと、ここ10年を振り返って感じたことを綴ってみました。