日記

コンクリ建物の特徴

こんにちは 住職です。

今日はご法事が勤まりましたが、それにしても津々と冷え込んで猛烈な寒さでした。

西照寺の御本堂は、近代的なコンクリート造りの為、冬は一度冷え込むと、なかなか温まらないのです。

コンクリの特徴ということで、一度建物の芯が冷えると、ずっと寒い。逆に芯が温まるとずっと暖かい。

これはつまり、夏は暑いし、冬は寒い!という事にもなるわけです。

しかし、近代科学の力を借りれば、冬に建物の芯まで温めておけば、暖かさは持続するし、

夏にエアコンでキンキンに冷やしておけば、涼しい状態が持続するということでもあります。

しかーし、よくよく考えてみてください。

灯油代や電気代が高騰してる今、平日でどなたもいない状態でストーブをつけていられません。

どなたがいつお見えになるのか、解らない状態で、ストーブなどつけてはおけないのです。危ないしね。

当然ながら、御本堂ではストーブやエアコンがついていない時間の方が圧倒的に長いのです。

そうなると、この度のような寒波で建物の芯が冷え込んでしまえば、朝からストーブを入れておいても、

温まるのに、数時間かかってしまう訳です。

ですから、今日は10時からご法事がありましたが、9時前にストーブをつけておいても、全然暖かく

無い状態でした。まるで屋外にいるかのような寒さだったのです。皆さん、ストーブの前で着座されて

冬場に西照寺が常設しているひざ掛けをご使用され、冷え込んだ御本堂で耐えておられました。

私は読経中、足が寒さでビリビリしていました。一度冷え込んだコンクリ建物の部屋を暖めるには

1時間ではどうにも温まりませんでした。もちろん、御本堂が普通の部屋とは違い、広いという側面もあり

ますが。

今回のように、猛烈な寒波がきて、コンクリの建築物が一度冷え切ってしまえば、それを温めるのには

だいたい2~3時間かかります。今日も13時からのご法事では、御本堂も温まっていました。

しかし、当然ながら部屋が暖かくなった程度で、建物の芯から温まった状態になどなっていません。

当然、暖かさは持続しませんし、明日のご法事では寒い状態に戻っていることでしょう。

因みに、今日の11時からのご法事の時は、まだ寒いと感じました。

それにしても、今日の寒さは本当に身体に悪い寒さだと思いました。久しぶりに、猛烈な寒さだと感じまし

た。早く寒波抜けて欲しい。