日記

WBC 日本優勝 アメリカにも敬意

おはようございます。住職です。

WBC日本代表、優勝おめでとうございます。

全く、漫画のような展開というのか、ドラマのような終わり方でしたね。

私は全て見れませんでしたが、試合の終盤は観れました。特に8回と9回。

試合の始めの方、つまり、アメリカ代表がホームランを打って先制した場面までは観てました。

その後、離席しお寺に行ったら、その裏に村上様がホームランを打ったようです。

その後は、お彼岸ですから、お寺の所用をしていたのですが、たまたまTVの前に座ることができた

時、ちょうど7回が終わる頃でした。その後の展開はドラマみたいな。

特に最後のトラウト対大谷は、あの場面が来ること自体が「不思議な巡りあわせ」でしたね。

トラウト選手と大谷選手はメジャーリーグで同じチーム。

トラウト選手は現在アメリカ代表の象徴選手(ホームランもよく打つ選手)で、

大谷選手も現在日本代表の象徴選手。メジャーリーグで同じチームですから、大谷選手がピッチャーとして

投げる試合で、打席にトラウト選手がいることはないわけです。絶対に試合で直接対決できない両者。

そんな両者が、激突。しかもアメリカ2点で日本が3点という一点差の場面。打者はトラウト選手。

9回2アウト、ランナーなし。の状態で最後にこの場面。

トラウト選手がホームランを打てば同点だし、大谷選手が抑えれば日本が勝利。まさに手に汗握る展開。

最後は、大谷選手の渾身のスライダーが、トラウト選手のバットをふらせ三振に。

あれは、もし振っていなかったとしても、ストライクだったんじゃないか?と思わせる程、とても良いボー

ルでした。野球にさほど詳しくない私でも、たまげました。あんな良いボールを、あの状況で投げることが

できる選手なんですから、スターですよね。感動の試合でした。

今回は、私は勝ち負けというよりも、凄い試合だったと感じています。もちろん、日本が勝ったことは嬉し

いですが、仏教の世界では、支え合い。勝者ができるのは、敗者がいるということ。

つまり、どちらか一方しか視点があてられないのは、仏教の世界ではあまり好ましくはないのです。

どちらにも、必要なのです。だからこそ、お互い様。ここに敗者に対する敬意がでてくるのです。