日記

荒天

おはようございます。住職です。

今日は雨ですね。しかも、台風の影響で梅雨前線が刺激され、大雨の予報と報じられていました。

近年は、地球温暖化のせいなのでしょう、異常気象でこれまで経験したことのないような災害級の

雨が降ってきたり、その逆で干ばつとなったり。台風は大型化するし、気温は上昇するし。

その為、西照寺では、寺務の人などに対し、社会的に懸念されているような日で、特にお寺にご法事などが

予定されていない場合は、寺務に休んでもらうことにしています。

最近では、荒れた天気になりそうな場合、電車も安全確保の為、不通になってしまいますし、人が動かない

よう、私達を取り巻く環境も変化してきています。

台風や大荒れの天気になりそうな場合、ニュースでも、河川を見に行かないでください。田んぼなども確認

しに行かないでください。と報じられています。しかし、現実は河川や田んぼを確認に行って、行方不明に

なったなどとニュースで報じられる場合もあります。

そんな時に、私は思います。報じられているのに、なぜ行ってしまうんだろう?と。

同時に、あまりに雨が凄いと、興味がでてきてしまい、周りはどうなっているんだろう?という思いにから

れる場合もあります。特に、田んぼや畑などをされている方にとっては、作物への被害を考えれば、他人事

になれませんよね。気になってしまうのが当然。

だからこそ、確認に行ってしまう人情もわかるのです。

当然、確認に行く人は、慎重なってるはずですし、まさか確認に行って行方不明になるとは思っていない

はずです。いつもの慣れた場所だから、慎重に行けば大丈夫!と思って確認に行っているはずなのです。

もし、確認に行ったら亡くなってしまう!と最初から分かっていれば、確認にはいかないはずです。

ただし実態は、自分は大丈夫!と思って、確認に行って行方不明になったり増水した川に流されたりしてし

まうのでしょう。

つまり、慎重に確認に行ったはずなのに、想定外の事態に直面してしまうわけです。

その想定外を引き起こすのが、現在のTVで危険だと報じられる荒れた天気なのだと思います。

だからこそ、TVの情報をちゃんと聞いて、もう家から出ないようにする。

大袈裟だとしても、そういう事を心掛けていかないと、つい人間的な甘えがでてしまうケースが続いてしま

うと思います。そんな事を思って、特に全国的なニュースで報じられるような危険を伴う荒天の場合は

西照寺の現地で、少しでもその気配を感じれば、寺務はお休みいただくようにしているのです。

電話はお寺に居る誰かがでればいいのです。

荒天だけでなく、災害についても、少しは考えておかないといけないと思っています。

災害時に使える物品は少しは買っていますが、飲食類は備蓄できていないのですね。そこが難点。

消費期限があるから、大量には備蓄できないし。今後の課題ですね。