日記

富士登山 持ち物リスト 天気悪いけど、やる

こんにちは 住職です。

東京盆の最中、お参りは父親にお願いし、私達家族で富士登山に挑戦!

どうしても、子供の休みに合わせると、ここしか行ける日が無かったもので、無理やりそうしました。

行ったのはいいんだけど。。。

今回の富士登山は、妻子は初めてなので、バスツアーに申し込み。

バスの車内から見た、富士山です。ご覧の通り、富士山の天辺には変な雲が。

この雲がかかっているときは、富士山は嵐のように風が強いんだそうです。

さて、私は10数年前に、富士山に登った事があります。頂上まで行って、ご来光を体感しました。

妻が前々から行ってみたいということで、今回企画。

そこで、当日までに妻子の登山用具を買い揃えました。特に靴は大切なので、ちゃんとした物を。

そしてレインウェアも購入。手袋に携帯酸素やヘッドライトなども購入。結構な出費となりました。

私の過去の経験から、富士山頂上は猛烈に寒かったので、防寒対策だけは念入りに。

当日の持ち物。

私のザックだけ、10数年前に買った35リットルの登山専門ザック。

妻子は大きめの普通のリュック。

持ち物は、

上のシャツ(ユニクロのヒートテック)を2枚

富士5合目の着替えで、一枚着て、8合目の山小屋に着いたら、もう一枚に着替えます。(汗かいてるの

で、山小屋に着いたら、翌日の格好に着替えて仮眠します)

速乾シャツを2枚。(5合目で一枚着て、山小屋で着替える)

レギンス(タイツ)1枚。(山頂に向けて、山小屋で履く)

吸汗速乾のシャツ1枚。(山頂に向けて、山小屋で着る)

フリースなど厚手のトレーナーを一枚

★冬に着るようなダウン。(山頂に向けて着る)

レインウェア上下

ヘッドライト

携帯食べ物(カロリーメイトやバー類 6つくらいあればいいかも)

★ガムテープやビニール袋(ビニール袋は一人数枚あって良い。ゴミ入れにもできる)

★帽子とサングラス

手袋(軍手でも良いけど、スキーで使うような防寒性が高いものの方が安心)

カイロ(山小屋で寝る時や山頂アタックの時、あった方がとても良い)

(山小屋では、寒くて眠れなかったという人が複数人。私はカイロ貼って寝ました)

小銭100円玉を2000円分くらいあった方が十分。トイレにお金が必要だし、何か買う時も小銭が役立

つ。だいたいトイレ1回で200円や途中の小屋で飲み物等買うにも500円~800円などが多い)

★日焼け止め

ウェットティッシュ&からだ拭きシート(これは貴重だった。山小屋で着替える時、気持ちよかった)

上記で綴った太字は必需品。ガムテープはなくてもいい。万一の時にあったら使えるもの。

以下は、私は持って行ったけど、要らなかったものなので、ご参考に。

▼携帯酸素(ガイドさんが言っていたけど、下山の時は使っていいけど、基本不要)

▼トイレットペーパー(ネットで書いてあったので、持って行ったけど、使わなかった)

▼水筒(山小屋でも山頂でも暖かいものが売っていた。高いけど、買える)

登山は、荷物を如何に減らしてザックを軽くできるかで、労力も変わるから、不要なものはなるべく

持って行かない方がいいです。

あと、持っていけばよかった!と思った物を追記しておきます。

★シップなどの筋肉の疲労を緩和させる薬(山小屋での仮眠の際、あったらよかった)

以上です。

さて、以下は私達の経験。

上記写真の通り、富士山頂に雲がかかっている悪条件で、5合目に着いた時点で暴風雨。

一応、現地について、コインロッカーに登山時に不要なものを預けて、着替えをし、屋外に出たら

猛烈な暴風雨。素人的に、これは登山中止でしょ!と思う程の状態。

しかし、集合時間になると、ガイドさんが来て、条件悪いけど登るよ!上の方は天気が変わりやすいし、

明日はどうなのかはわからないからね!と。

えぇ~、登るの!? こんな状態で???と感じました。

さらに、登山集合時間になったのにバスに同乗してた約40名位のチームメンバーが10数人しかいない

トラブル。20分ほど待って、全員が集合するという事態に。

それもそのはず、今のバスツアーでは、外国人が半分位の割合で富士登山をしているのです。

ガイドさんも40名が一丸となれていない現状に、不安感と厳しい態度を取らざるを得ず。

そして、いざ登山開始。確かに山の天気は変わりやすく、あれほど吹いていた雨風は収まってきました。

5合目から6合目までは順調。おぉ!もう着いたか!と思う程。

ガイドさんからの指導で、高山病にならない為のアドバイスが。

皆さんが持って来た携帯食は、すでに5合目でパンパンに膨れていたでしょ? これが気圧が変わったこと

で起きる現象です。それと同じように、皆さんの肺もパンパンに膨れている状態です。

そんな状態のまま、空気を吸おうとしても、実は吸えていないわけです。

パンパンになった肺の空気を抜いてあげないと、空気が入りません。

なので、登山をしながら、あるいは休憩時に意識することは深呼吸! 息を吐きだすことを意識してくださ

い。例えるなら、目の前の蝋燭の火を消すように、息を全て吐き出してあげる。そうすることで、

パンパンだった肺が、少しづつ普通の状態になって、高山病にならずに済みます。

皆さんの中で、携帯酸素持って来た人いますか? (私が手をあげる)

残念ですが、携帯酸素は私は使わせません。逆効果になるからね。下山する時は使っていいけど、

苦しくても、登る時は使っちゃいけない。深呼吸です!と言われました。

それを意識して、最初は苦しかったけど、6合目辺りでは普通になりました。

そして7合目を目指します。その時、天気がまた元の状態に。

ガイドさんが、私達の真上に雲がありますね!と頭上を指さしました。

この雲がある時は、富士山の天気が荒れる証拠なんですよー!と。

6合目から7合目までが問題で、外国人が脱落。40名もいれば、隊列が乱れ、しかも外国人が超スローペ

ース。ガイドさんも困るほどの超スローペースで暴風雨。7合目で外国人の数人がリタイア。

スローペースだったので、身体が順応できてきたのは良かった点です。

その後、超大変なのは7合目から8合目まで。

道の傾斜が険しくなり、岩場などもでてきて、なによりも距離が長い。

さらに、悪天候となり、寒さも。雨が雹のような状態になって、風も猛烈。

先に歩いていた違う班の外国人などは、おそらく休憩場で写真を撮ろうとしたのでしょうが、風で

吹き飛ばれたのでしょう。下に落下。それを取りに登山道の上にある崖をお尻と付きながら横に移動。

すると、上の石ころが登山道に落石してくる状態に。すかさずガイドさんが、大声で下の登山客に

気を付けろ!と、そして外国人に動くな!と指示して、暴風雨の中、ちょっとしたトラブルが。

あまりに強い風で、私もこれまで自分の身体がバランス崩す程の強風にあったことがなかったので、

驚きました。何とか8合目までつきました。

しかし、あまりの寒さに妻も衝撃を受けた模様。

翌日は登山の判断をガイドさんに一任することに。

もし登るなら、1時に起床し、2時から登山予定。

10数年前に仮眠した山小屋はとても汚かったけど、今回の山小屋は新しい寝袋で、キレイな状態でした。

とても良かったです。20時に就寝でしたが、疲れていたのに眠れず、暴風の音で山小屋が吹き飛ぶので

は!?と思うような凄さ。その後、ウトウトして寝たり起きたりの繰り返し。

その後、1時頃を迎えました。外は暴風の音が。

それを確認した妻は、登るのは辞めよう!と、意外にも言い出しました。

私も頭が痛いのと、ちょっと体調不良がでてしまい、それを聞いてホッとして辞退に賛成。

子どもも、こんな状態なら登らなくていい!と言い出し、私達家族は棄権することに。

ガイドさんは、ワンちゃんを目指して、山頂に行こう!と、チームを引き連れて2時頃出発。

その時は一時的に、雨風がおさまってのです。あれ?天気回復していくのかな?と

棄権した私達は山小屋に待機していたのですが、20分後くらいに、再び暴風の音が。

途中で4人ほどが脱落して、山小屋に引き返す事態に。

結局、山小屋待機組は、5時半頃まで山小屋で待機し、下山することに。

下山後、登頂してきた人に、どんな状態だったか聞いてみましたが、ご来光も見れなかったし

寒すぎたし、行かなくて正解でしたよ!と。

妻は、また再チャレンジしたい!と言っていましたが、私達家族は8合目までしか行ってないけど疲労困憊

で今日は体中が痛いです。

まぁ、何事もなく、行ってこれたし貴重な経験ができたので、良い機会でした。