日記

お坊さん 何やっているの?

おはようございます。住職です。

今日は肌寒いですね。昨日よりも最高気温は6度もが低い一日と予想されています。

もっとも昨日は暑かったですから、季節的にはこのくらいでも暖かい方なのかもしれませんが。

さて、私は今日の午後に築地の会議があります。私も事務局側で関わっている会議ですので、

有意義な会議になればいいなぁと思って、準備は進めてきたつもりです。

もちろん、私が事務局側のリーダーではないので、あくまで事務局側の端っこの位置取りなのですが、

それでも有意義な会議になってほしいと思っています。

おそらく、私は末端に位置している為、今日の会議でも出番はないでしょうが、会議全体の流れや

雰囲気を捉えながら、次回への準備を検討していくこととなりそうです。

色々と予定が続きますが、お坊さんとして結構大変なのが、気持ちの切り替えなんです。

やっぱりね。人が亡くなった時にご連絡をいただくことが多いので、そのような悲しみの場に

行く際には、やはり相当な精神力が必要です。本当は、そんな悲しみの場に行きたくはないのです。

人間ですからね。喜びの場に行くことは、気楽ですし、私の場合はあまり気負いはしません。

でも、悲しみの場に行くことは、いくら慣れているとは言っても、覚悟がいりますし、気重です。

でも、そんな経験を重ねることで、怯まないようにはなりました。行きづらいけど、行かなきゃいけない。

気重なことにも立ち向かう勇気はできたように思います。

一方で、そこに真面目に向き合っていると、非常にセンシティブな一面がでてきます。

このセンシティブな一面は、通常の日常生活では感じづらいものなので、ここの切り替えが非常に難しいと

いうか、厄介なのですね。

想像しやすいように例えれば、急に知人の訃報を聞き、センシティブな気持ちになります。

しかし、日常生活はやってきます。家庭のことや仕事も。

センシティブな気持ちだからといって、仕事は待ってくれません。家族旅行があったとして、そんな

気分じゃないからといって、キャンセルもできないでしょう。

センシティブな気持ちなんだけど、家族旅行は楽しくいくべきだし、仕事は粛々と進めなければいけません

。その気持ちの切り替えって意外に大変。スイッチのように、付けたり消したり簡単に切り替えられるよう

なものでもないと思うのです。

そんな事が、お坊さんをやっていると、結構多くあるのです。

実際、お坊さんによって、お寺によって忙しなさはそれぞれだいぶ違うと思いますが、私の場合は

仕事といっても、肉体的にそんなに忙しなくしているわけではありません(忙しない時は当然ありますが)

自坊にいる時間は長いし、業務時間が束縛されているわけでもありません。

ですから、肉体的には楽な仕事だと思います。ただし頭は使います。

一方で顕著なのは、精神的な面でかなりの労力を使うように思います。