おはようございます。住職です。
冬なのか、まだ残暑を感じる季節なのか、よくわからない日々となっています。
今朝は寒いですが、今後は再度気温が高くなっていくとの事です。
11月も平年よりも暖かくなるとの事で、12月から一気に冬が訪れるとの予報でした。
秋はいずこへ。。。
西照寺の近隣では、柿の木が多くありますが、沢山の実がなっている状況です。
どこかのご自宅の庭や、畑の近くなどに柿の木が沢山あるのです。
しかし、ご自宅の庭にある柿の木も、たくさんの実がなっているのに、取られていないのです。
毎年同じことなのですが、あまり実を取る人もいないようで、そのまま木になったままになっています。
昨日車を運転中、注意して近隣にある多くの柿の木を見ていたのですが、だいぶ実が落ちている木も増えて
きたように思います。実がなっていない柿の木の実は誰かが取っているのだろうか?と思いました。
いずれにしろ、沢山の実がついたままになっている柿の木が5割程度は確認できる状況です。
1本の木に何十個(30個以上はありそう)も柿の実がついているのですから、取ったとしても食べきれま
せんよね。
最近は、熊が出没したとのニュースがあちこちで報じられていますが、東松山に熊が出た!とのニュースは
ほぼありません。10年間で1度あるかないかでしょう。
しかし、最近は東松山も危ないんじゃないか?と思う程、埼玉県内でも熊が出た!とニュースになっている
市町村も増えてきました。先日は飯能市や入間市などに熊が出た!とのニュースもありましたし、
東松山市に比較的近くの越生町にも熊が出た!とのニュースがありました。
秩父の山から東松山市まで森林は繋がっていますから、山から下りてきて、里山をずっと来れば
東松山市に入ってこれるわけです。なので、ちょっとだけ心配しています。
これだけ沢山の柿の木に、誰も取らない多くの実があるということは、熊にとってはご馳走なはずです。
もし、熊が来てしまったら、ここにはご馳走が沢山あるな!と認識してしまうでしょうから、定住
してしまう恐れもあると思うので、来ないで欲しいと思っています。
熊は怖いですからね。人間の生活圏と熊の生活圏には棲み分けが必要ですよね。
熊の生活圏がどんどん奪われていって、人間の生活圏に入らざるを得ないのか。あるいは、熊の生活圏で
食料が少なくなって、人間の生活圏に下りて来ざるを得ないのか。あるいは熊が増えてきていて、山だけに
留まることができなくなってきているのか。高齢化と人口減少で、里山の手入れが行き届かずに、山化して
いき熊の生活圏が広がってきたのか。
よくわかりませんが、人里に下りてきて人間を食べる熊が複数出てきている状況の今、ここで何かしらの対
策をとっていかなければ、年月とともに、熊と人間の生活圏が被るようになり、人間が熊に食べられるとい
う事故が普通に起きるようになってくるかもしれません。
里山に住んでいる人間としては、やはりそうはなってほしくないなぁ。と思います。
また、昨夕の事ですが、東武東上線(西照寺の最寄り駅がある線路)の川越市駅と霞が関駅の間で、電車と
鹿がぶつかったようで、その時、線路の石が巻き上げられ電車の窓ガラスに当たり、2枚が割れて、
乗客が軽い怪我をしたとのことで、電車が一時止まりました。
川越市駅と霞が関駅の間で鹿がでた!なんて、地域の状況を知る者としては、驚きでした。
あんなところに鹿がでるの?という驚きです。関東の住宅街ですからね。
地理的に言えば、東松山市よりもよっぽど山の動物が入り込むには難しいエリアです。山から離れている。
関東は、東京都(23区)を中心に、ずっと遠方まで人口的な町が繋がっているのです。つまり、山が途中
にないのです。川越市や霞が関エリアは東京からすれば、郊外の住宅街。東京からずっと人口的町が繋がっ
ているエリアなのです。そのエリアを10キロほど北側に通り越した坂戸市や東松山市辺りで、ようやく山
が近いエリアに入ってくるわけです。坂戸市も東松山市も、秩父の山からみれば麓の麓。
つまり自然な環境が何とか繋がっている最終エリアとなるわけです。
その坂戸市や東松山市を通り越して、より人口的な町である川越市駅と霞が関駅の間で鹿が出た訳ですから
驚きました。鹿が出た!ということは、もはや、熊も出てもおかしくないわけですね。
日本の市街地に熊が多発しているニュースを聞いたり、身近な場所で鹿が確認されたりと、急にこんな事が
起こってきているのは、何故なのでしょうか?
私は少し不安になっています。熊が出たら大変です。
