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仏教Q&A

こんにちは 副住です。
先日、寺務からこんなことを言われました。
「一般の人(お寺以外の人)がお坊さんに聞きたいことってあると思います。
でも住職とかには聞きづらいし、疑問がそのままになってしまうことも多いんじゃないかと思います。
副住職の立場で質問されることがあるのなら、そんな情報をブログでアップしてみてはいかがですか?」
なるほどな、と思い自分(副住)が今まで聞かれた質問を思い出してみました。
私たちからすれば、「え!?」とそんなところに疑問をもたれるんだ!(゚д゚)と感じることもしばしばです。
そんな寺務からの提案にのって、今後たまに「仏教Q&A」(主に浄土真宗)を綴ってみようと思います。
今日は第1回目。法名について。
法名とは、浄土真宗でいただく法の世界に生きるお名前のこと。
法名は生きている時に、これからは阿弥陀様の教えをいただきながら生きてまいります。ということを明確にするために
いただく名前のことです。多くは亡くなった後にいただく形となっていますが、本来は生前からいただくものです。
法名の形は釋○○(シャク○○)と三文字です。(別に院号というものがあって、それは○○院釋○○となります)
・法名について、お祖父さまのご葬儀でこんな質問が。
「あの~、お祖父ちゃんの法名なのですが、釈○○となっていて、釋○○ではありませんが、いいのでしょうか?
亡き両親からは、男性は釋がついて、女性は釈となるんだよ。と聞いたことがありますが、お祖父ちゃんは男性ですが釈となってます。
間違いではありませんか?」との質問でした。
回答はこうです。釋も釈も同じです。旧字と新字の違いです。男性に釋、女性に釈という決まりはありませんよ。
もしかしたら、地域によってそのようなことを言われる地域があったのかもしれませんが、本来分けるべきものとして使用されてはいませんよ。
とお答えいたしました。
「そうだったんですか。ありがとうございます。安心しました。」と安心なさっておられました。
因みに釋OR釈(シャク)の字は、おさとりを開かれたお釈迦様の釈の時をとって、お釈迦様と同じおさとりの世界に往くのですよという意味で付けられています。