日記

口永良部島の噴火  箱根の「風評被害」との声に思う

おはようございます。副住です。
今日は土曜日、ご法事が勤まります。
その前に、廃品回収の日となっていて、朝5時から準備をしています。
昨夜が雨だったので、早朝からの準備となってしまいました。
そういえば、深夜に地震がありましたね。
私は就寝していましたが、目が覚めるくらいの揺れでした。
東松山市は震度3との情報でしたが、4くらいあったような気がしました。
〈もっとも、目が覚めたといっても、ばっちり覚めたわけではなく、「あ!地震だ」とようやく理解できるレベルの目が覚めたというくらいでしたが〉
昨日は鹿児島県の屋久島の隣の口永良部島で噴火が起きましたし、噴火の一週間ほど前に地震があったそうなので、
昨夜の地震も、浅間山の噴火に繋がるのかな?とか思ったりしてしまいますね。
そういえば、箱根山も少し前に話題になってました。
「入残規制は大涌谷近辺だけ」とか
「箱根観光は大丈夫だから、安心して」
などとTV放映されていました。
また、箱根にご在住の方々の懸念として「風評被害」の声が取り上げられていました。
一方では、地域の方々の声は、理解できる部分もあるのですが、
かたや「大涌谷以外は大丈夫」とどうして言えるのだろう?と思ってみたりします。
国の規制がそうだから!と言いたいのでしょうが、必ずしも国の規制が適切なのかと言えば、そんなことはないのです。
そんなことは暗黙の了解として、皆わかっていることだと思います。
TVを通じて地域の方は「風評被害」と主張される方々もおられますが、観光に行こうとする方々は、箱根が完全に大丈夫!と本心から思えないのではないかと思えます。
口永良部島の噴火は、前触れが無かったと言われています。研究者が注視をしていた中、何の前触れもなく噴火をしたのだと。しかもあの規模。
監視強化の限界
従って、「監視強化の限界」などと言われはじめました。
噴火の仕方は山によって、それぞれ違いがあるようで、前兆がある山もあれば、ない山もあるようです。
それらを考えると、箱根山はどのような山なのか、参考にできる前例のデータなどがないとのことなので、余計に不確定要素がありすぎて、心配になるのです。
だからこそ、懸念が大きい場所に、敢えて行こうと思わなくなるのが、観光客の心理ではないかと思ったりします。
そのように考えると、どうして「風評被害」と言い切れるのかな!?とも思ってみたりするのです。
もちろん、結果「風評被害だった」という事態はありえるでしょう。あ!あとは、「風評被害」と理由付けしないとやってられない心境もあるのかもしれませんね。
地域の方々は、観光客が減れば、生活に影響しますし、客離れを食い止めたい気持ちはよく理解できます。〈きっと私も同じ立場にあったなら、同じように言っているかとも思います〉
一方で、観光客の立場からすれば、何かあったらどうするんだ?という不安な気持ちがあるのも事実でしょう。
それを「風評被害」という言葉だけで繋ごうとするのは、私には乱暴に思えたりします。
もっと、お互いの気持ちが歩み寄れるようなことが大切だったりするのでしょうね。
人間は自分を中心にものごとを考えるので、それぞれ立場が異なるので意見にバラつきがでてきます。
事が大きいほど、意見が主張されやすくなり、統一することが難しくなるようにも思えます。
それぞれの立場に応じる、個別対応性が求められる時代なのでしょうか。
これは大切なことです。お寺も同様なのではないかと思っています。
とにかく、現代の科学などを用いても、予知できなかったり、わからないことが多いのは事実です。
予想外のことが起こり得る〈頻繁に〉状況なのです。本当に諸行無常を体感しやすい時代なのかもしれません。
それぞれの心配の声に耳を傾け、それぞれに応じていくようなやり方が今は大切なのでしょう。
最後に、地球が活発な活動期に入ったなどと聞いたり、巨大地震や噴火が世界で頻繁に確認できるこの頃です。
災害対策にも気をくばらねばなりませんね。