おはようございます。住職です。
今日は月曜日の祝日。
西照寺では、お盆の大法要が営まれます。
世間では13日がお盆の入りで、迎え火。
16日が送り火として認知されています。
送り火で有名なのは、京都の五山。
大文字焼きなどが知られていますね。
夜に、山の中に、火によって大の字が作られます。
これです。
そもそも浄土真宗では、お盆はご先祖を通じて
自分のあり方を見つめる機会としての意味合いが強く反映されま
す。ですから、お盆の法要を必ずしも13日~16日の期間に
限定していません。もちろん、意識はします。
自分のあり方を見つめる機会ですので、沢山の方が法要に参加
できる曜日などを見定め、法要日が定められたりするのです。
浄土真宗以外の宗旨だと、当然お盆の捉え方が変わってくるので、
お盆期間を守ることが重要視される宗旨が多いように思います。
因みに、おそらく他宗さんは、お盆でご先祖供養を一番の力点
においていると思われます。
浄土真宗は、ご先祖も大事にしながらも、はやり今を生きている
私達(自分)のあり方を確認させていただく機会と捉えるのです
ですから、考え方によっては、他宗さんよりも厳しいんです。
だって、お盆の時だけお墓参りやればいい!
そんな私になっていませんか?と、
自分のあり方を反省させられるんですもん。
例えば、普段から、命があることを当たり前と思っている私達で
はありませんか?本当はそれではいけませんね。
ご先祖様から、毎日の生活の中で常に命の貴重さに感謝できてま
すか?と見られているのですよ! 日々の命に感謝できる
そんなあなたでいて欲しい!とご先祖様はご心配されている
のですよ。それをお盆の時だけ、私達は務めを果たせばいい!
と考えているのなら、毎日ご先祖は私達を心配してくれているのに、
申し訳ないじゃないですか!とのことなのです。
ご先祖を通じて自分を見つめる機会が、お盆の法要なのです。
ここが浄土真宗が大事に考える部分でもあるのです。
ご先祖を通じての法要ですので、ご先祖を偲んで法要を行い
その後、自分のあり方を見つめるご縁として、法話があります。
西照寺では、今年は12日が祭日である事から、祝日を重んじ
皆さんがご参加できそうな日だと理解し、今日、大法要を予定
しているのです。
来年以降は、お盆期間中に土日を迎えるので、お盆期間中に
法要を予定するはずです。
今年ばかりは、そのような理由によって、12日がお盆の大法要
としております。