日記

コロナで常識も変わりますね。

おはようございます。住職です。

数日、更新が途絶えてしまったようです。

最近は、テレワークが多いのです。今週は毎日会議が入っております。

その為、在宅でも忙しなくしております。

先々週の終わりから先週ずっと、私は予定が落ち着き、気が抜けておりました。

今週から会議が連発してくるし、予定やスケジュールが整ってくるので、それまでのお休みの

ように考えていました。明日大事な打ち合わせが控えており、その内容次第で私の個人的予定も

どうなるのかが決まってくるはずなのです。ですから、気休めできるのも今日までだと思っています。

昨日は、築地関係の比較的大きな会議がネットで開催され、私もだいぶ今後の会議予定が入ってしまいまし

た。コロナで年始から停滞していた運動ですが、そろそろネット会議ができる準備をお寺業界でも整え

たことで、少しづつ前進させていくこととなっています。

ですから、集まることはないにしても、できる事を考えて会議を重ねて運動展開を考えてまいります。

イベントや行事ごとなど、コロナ前に普通であった取り組みは、しばらく出来ないと思われます。

ですから、これまでの常識的な枠から大きな変革を行い、前進させていくしかありません。

また、コロナ禍という状況があるからこそ、常識的な枠から外れても、周りが納得してくれる環境でも

あるのです。

実は、私はこれまでの常識的な枠、換言すれば、これまで通り!という暗黙の常識に捉われることが嫌いな

のです。単に嫌いではなく、ちゃんと理由があるのです。

どんなことでも、既存の通りに!だけだと、私は納得ができないのです。何故、それを行うのか、目的や

目指す方向性や、意味などをどうしても求めてしまうのです。それらが明らかになった上で、やり方を

考え実行したい。しかし、どうも日本で多いのは、それらの理由などは問わないで、これまで通りにやるこ

と!に重点が置かれてしまう。よく言われる行うことが目的化してしまっているのです。

私はこれに魅力を全然感じられないタイプなのです。だから、色々と変えたいの。

実は私が築地の仕事を任されてから1年目、お寺の団体というあり方の様子を見てました。

そしたら、上記のような昨年通りにやる事が目的化していて、疑問に感じました。

だから、2年目で大転換してしまおうか!と思っていたのですが、しかしお坊さんは皆良い人なんです。

悪くないの。ちゃんと話せば聞いてくれるし、話し合いが成立してしまうのです。

やっぱり、ここらへんが住職ですよね。そういう人が多いのです。

だから私も敢えて挑戦的に変革してしまおう!と思えなくなってしまったのです。

2年目から4年目まで、3年間もかかってしまいましたが、ゆっくりと話し合いながら、取り組みを精査し

てきました。そんな理由から、3年かけて多くの取り組みを手放してきました。

しかし、ちゃんと話し合って減らしてきたので、批判は出ていません。

きっと、挑戦的に整理をしたら、私は業界内のお寺様から批判がゴーゴーだったかもしれません。

今、ようやく必要な活動だけに絞ることができ、だいぶスリム化しました。

今年から、もっと必要な新しい取り組みを付け加えていこう!と考えていたら、コロナになってしまったの

です。こんな状態になったことで、私は益々変革できるチャンスじゃないか!と思っています。

コロナは明らかにチャンスです。これまでの常識を変えられるから。

例えば、会議で毎回築地に集まらなくて良い! ネットで会議ができる!

これは築地から離れたお寺にとっては、だいぶ助かる状況です。

今後は、会議は集まるのではなく、ネットで行うことが常識!としてしまえばいいと思います。

もちろん、集まりたい人や、集まることが大事な時もあるので、その時は集まったらいいのです。

使い分けができるように変えてしまうのです。

交通費はうくし、経費も時間も節約できるのです。素晴らしい。

また、ネット会議に慣れてくれば、研修会もネットを通じて開催してみるのもいいですね!

これまでは築地で開催して、参加者に来場いただかなければいけなかった。

人を集めるのも大変だった。しかし、ネットで研修会が開催できれば、自坊に居ながら研修を聞ける。

アクセス人数もわかるし、パスワードをかけることで、参加権利のある人だけが参加できるようにも

なる。これもあり得るでしょうね。となると、講師を会場までお招きする必要もなくなるかも。

これまでは、京都からお招きしたり、九州からお招きしたことも普通にありました。

ご講師の交通費や宿泊費が節約できることに。

ネットでできることはネットで! こんな考え方、お坊さん業界では、コロナがなければ不可能でしょう。

それが今は仕方ない! 何もやらないよりは良い! となり、肯定的!!!

これが環境ということですね。危機はチャンス。激動期は常識が変わる。動きがでてくるのです。

安定期は、これまでの常識という捉われに縛られて、身動きができない状況となるのですが、

激動期はドンドン変わる。これまでの常識がドンドン変えられるのです。

私はタイプ的に動きがある激動期型の人間なのだと思っています。

この状況が楽しくて。もちろん、コロナに感染してはダメだし、コロナは怖いです。

多くの苦しまれている方がいるし、自分も当事者です。

そこの面では、全然楽しくありません。むしろ、最悪。

一方でこれまでの常識が成り立たない環境、新たな常識を造り出せるかもしれない状況はドキドキする

ので、楽しいと言っているのです。