日記

コロナ前とコロナ後の世界

おはようございます。住職です。

体調不良によって、毎朝の運動を小休止しています。今日で4日目。

体調が復調しつつあると感じられます。疲れが溜まっていたようで、少し解消されてきました。

明日から、可能そうであれば、運動を再開できたらいいな。と思っているほどです。良かった。

さて、今年の8月第2週、特に平日ですが、私は予定があまりありません。会議などはあるのですが、

私の記憶では珍しく(もしかしたら、昨年も同様だったのかな?忘れてしまいました)、自分の時間が

確保できる状況です。本当に、コロナ禍になって、自分の時間が圧倒的に増えました。

コロナ以前のような生活はもう送れないでしょう。私は圧倒的に、心身的に今の方がゆとりがあります。

しかし、経済的には大変になりました。そこだけは皆さんだいたい同じでしょう。改善する方向に向かって

欲しいですね。

こう考えると、自分の時間が増えた=連日出かけて仕事をする!という環境では無くなった。

心身的にゆとりができた=コロナ前の忙しすぎて心身を疲弊させることが無くなった。

経済的に大変になった=仕事が減ったので、収入が減った。

全てイコールで結びついてしまいました。(-_-;)

結局、コロナは私達の仕事のあり方を激変させたのですね。コロナによって、三密を回避せざるを得なくな

った。三密と相性が良かった仕事ほど、仕事は減ったでしょうし、逆に三密を回避する為の仕事は、増えた

のだと思います。

私のような僧侶だと、ご法事やご葬儀など、三密(密閉・密集・密接)の環境と相性がよいですし、

教務所(築地本願寺)での仕事も、会議や行事開催(主に築地本願寺を開催地とした)などを纏めていく

仕事だったので、これまた三密と相性が良かったわけです。

一方、三密回避の方向に作用する仕事は、お料理のデリバリーだったり、ネットショッピングができるECサ

イト、配達業者さんなどでしょう。これらは、巣籠り需要を取り込めました。

このように考えてみると、コロナは、従来の仕事業態のバランスを崩したとも言えそうです。

短絡的に考えてみれば、コロナが落ち着いてくれば、一時的ですが、三密と相性が良かった業態が猛烈に忙

しくなるはずです。理由は、振り子の原理です。コロナで三密回避の方向に作用する業態が忙しかったわけ

ですから、振り子はそっちに振れたわけです。となると、コロナが落ち着く場合、今度は振り子は逆の方向

に振られていきます。こうであれば、いずれはコロナ前の世界に近づいていくことでしょう。

この場合、コロナは一時的に私達に影響を与えた風みたいなものだったと結論づけられるかもしれません。

しかし、慎重に考えてみれば、コロナが落ち着いても、三密と相性が良かった業態が猛烈に忙しくなると

も言えないのです。理由は、コロナが私達の軸を変えた可能性があるからです。

この場合、三密と相性が良かった業態の中から、一時的に猛烈に忙しくなる業態と、変化ない業態がでてく

るように思います。因みに、飲食業界や宿泊施設などは猛烈に忙しくなる可能性が高そうだと思います。

しかし、さほど変化がない業態は、お寺や葬儀業社さんなどかもしれないと私は思っています。

この場合、コロナは私達の生活の軸を変えてしまった要因と結論づけられると思われます。

私は、コロナは後者なんだろうな。と考えているのです。私達が生活する上で、色々な基準を変えてしまう

ほどの大きな影響力を与えたウイルスだと思っているのです。

ですから、色々なメディアでも取り上げられてますが、私達はコロナ前には戻らないのだろうと思っていま

す。ただ、ここには圧倒的な可能性も拡がっていて、軸が変わったとするならば、新しいサービスなどが

生まれ、これまででは通用しなかった仕事なども起こりえる!ということなのです。

コロナ前よりも、圧倒的に可能性に満ちた時代がすぐそこまで来ているのだろうと思うのです。