日記

読書

おはようございます。住職です。

最近、私は読書をすることにしています。

本当は読書嫌いなのですが、本を読むことは大事。色々な事を知ることが出来ます。

そこから新しい発見やら、自分がこれまで考えてもこなかった物事の見方など、色々と学ぶことが

多いのです。

私が読書嫌いである理由は、大きく2つあるような気がしています。

①文字を読むことで疲れる。

②しっかりと理解しながら読み進めたい(流し読みはできない)

以上の2点。

この2つの点から、読むスピードも遅いです。

ですから、1冊読むのに時間がかかって、途中で嫌になることが多かったのです。

そもそも私が読書嫌いだ!と思うようになったのは、恐らく私大学時代と大学院時代に原因があります。

それまでは、私は読書をしたことがほぼありませんでした。しかし、読書しなければならなくなります。

仏教の勉強をしたからです。ですから、私の場合、読書のイメージが専門書や論文を読むこととなってしま

いました。

専門書や論文は難解ですから、読むのが大変。気合を入れて、しっかりと理解をしながら読み進めないと

意味がありません。流し読みなんてできない。

この時期の数年間が、私の中で「読書は大変」というイメージを作り上げました。

ですから、今でも読書嫌いと公言するのは、これが原因なのです。

しかし、自坊に帰って来て、しばらくして専門書などを読まなくなり、代わりに一般的な書物(ブックオ

フなどにも売っているような)を購入して読む機会が増えました。

コテコテの専門書ではない一般書物は、割と簡単に書かれているし、解りやすい本が多いです。

良い本は、本当に理解しやすく書かれてあるので、簡単に読むことができることを知りました。

このような良い本であれば、気軽に読むことができるし、時には1日で1冊を読み終えることも可能です。

全然疲れない。でも目は疲れる(笑)

以前の学生時代の本の選び方は、著者がどんな先生なのか?が大変大事でした。

やはり学術的な専門書だと、著者の実績によって内容の説得力が変わってくるからです。

ですから、専門分野の基本的理解は、実績ある著者の本を基本とすることが多いのです。

だからこそなのか、そういった本は結構内容が難しいのです。

しかし、一般書物であれば、著者をそこまで気にしていません。

もちろん著者の経歴などは参考程度に見ますが、そこを重要視しているわけでもありません。

そもそも、学生時代は自身の研究や論文を書く必要があり、自説の土台を構築する上で、その裏付けには

説得力ある論拠に依らなければなりません。だからこそ、実績ある著者の学説こそ大事になるのです。

しかし、一般書物は、自説を証明する為に読むのではありません。

あくまでも自分の知識や物事の見方を拡げてくれる為に読むものです。

だからこそ、今の本選びは、自分の興味に左右されます。テーマを軸に購入を決めているのです。

ただし、数年前から、自分の興味だけに偏ってはいけない!

全方位に知見を拡げないといけない! 物事は全て繋がっている! と教えていただき、専門の枠を超えな

さい!とご指導賜ることに。

そりゃそうだな。と今では思いますが、そもそも根っからのなまけ癖がある私です。

そんな大変な道に足を踏み入れる前から、ビビッてしまっているのです。

最近、ようやく進めるところまで進んでいこうか!と覚悟ができつつあるのでしょう。

読書を始めているのです。