日記

お別れ

こんにちは 住職です。

私が学生の頃、京都に住んでいたのですが、その時、大変お世話になったお寺があります。

そのお寺の前坊守様の訃報が私に届けられたのが土曜日でした。

さらに、6日にお通夜、7日にご葬儀と聞き及び、急いで予定を調整し6日のお通夜に間に合うよう

駆け付けました。

私にとっては都合よく19時からの開式だったので、ギリギリ間に合うことができ、御本堂に入れて頂き

親族と僧侶席側に座らせてもらえました。

私が現場に到着したのが、18時53分だったので、本当にギリギリでした。

私が「京都のお母さん」と呼ぶ程、食事を作ってくださったり、本当にお世話になったのです。

私の横着で、私が30歳を過ぎた頃から、伺う機会を設けず、電話はしていたのですが、会うことが

ありませんでした。行こうと思えば、行けたはずなのに、後悔しております。

お通夜が終わった後、棺に入ったお母さんを拝顔し、あまりの変わらなさに驚いてしまいました。

88歳だったそうです。でも、私が知っている70代のお姿そのままでした。

ご葬儀も参列し、久しぶり過ぎるご遺族と少しお話もできたので、良かったです。

最後、棺を霊柩車まで運ぶ際は、私も手添えをさせてもらい、お別れとお礼を言ってきました。

それにしても、私はこういうことはないのですが、お通夜終わったその晩、ホテルで就寝したら

京都のお母さんが夢にでてきたのです。

今まで、京都のお母さんが夢にでてきたことなど、一回もなかったのに。

なぜ10年以上も顔を見せなかった私の夢に?と不思議でならないのです。

もちろん夢ですから、きっと私の潜在意識が作り上げたものなのだろうとは思っているのですが、

タイミングがお通夜の晩って。

しかもメッセージ性のある夢だったので、さすがにご遺族には電話で伝えました(帰宅後に)。

本当は折角京都に行ったのだから、少しゆっくりしてきたかったのですが、予定もあるので

お参りだけで帰ってきました。

帰り道、西本願寺の唐門(国宝)の前を通ったので、一枚とってきました。