常識は変わる
おはようございます。住職です。
今日から私も再始動。今日は平日なのですが、西照寺ではご法事が勤まります。
午前中に2件のご法事があるのですが、一つは父が勤めさせていただくこととなりました。
ご門徒との関係で、私よりも父が望ましい〈良く知っている〉時もあるのですね。
さて、私は午前中のご法事が終わったら、お昼を挟んで会議です。
しかし、ZOOM会議なので私は書斎から参加すればいいので、かなり楽。現場まで行かなくていいのは
本当に楽なのです。だって現場は築地なので、往復するだけでも3時間ちょっとかかってしまうから。
コロナ以前は、会議参加の為だけに往復3時間以上かけて通っていたわけですから、それと比べれば
コロナ後はZOOM会議も普通になりましたから、随分と常識も変わりました。
非常勤で築地における仕事を持つ私にとっては、ZOOM会議が許される状況というのは、かなり
時間が有効利用できることとなり、本当に有難い状態となったと言えます。
コロナ以前、酷い時は平日毎日、会議の為に築地に通っていたのです。
何よりも、朝夜のあのギュウギュウの満員電車の中、現場や自宅に帰るまでの道中に消費するエネルギー
は相当なものでした。コロナ後の今でも、ぎゅうぎゅうの満員電車の状態は戻ってきましたね。(笑)
今でも築地まで勤務に行く時もあって、満員電車に乗る時もありますが、頻度が減りました。
ZOOM会議OKとなり、あの余計なエネルギーと、移動時間が無くなったことは、私にとっては
喜びでしかありません。時に現場に行かねばならない時も当然ありますが、今は圧倒的に楽に仕事が
できるようになりました。会議もMTGもZOOMだと気楽に開催できますし、複数人が参加できる
ZOOM会議のシステムは本当に有難い限りです。
そもそもZOOMは、社長さんが中国の方で、アメリカに住んでいて中国の彼女さんと遠距離なので、
顔を見て会話できればなぁ!との思いから、あのシステム開発が始まったとTVで聞いたことがあります。
調べてないので、確かな情報なのか?はわかりませんが。
開発は、コロナ以前です。私もコロナ以前〈2018年頃だったような〉にZOOMを使っていたので、
こんな楽なシステムが一般化していないことに、当時は残念に思っていたのです。
だって、築地でこのシステム利用できれば、在宅しながら会議に参加できると思ったから。
当時は、そんなシステムもさほど認知されていなかったし、まだまだ常識的に会議は現場!との意識が
当然だったから。しかも、僧侶の世界は年齢層が高めなので、ネット使えない方とか普通におられるので
す。それが、コロナによって世界は一変しました。
現場に集まれない状況が続くと、ネットが使えようが使えまいが、ネットで物事を進めていかないと、
動けない状況となってしまったから。ネットがない時代だったら、おそらく何も動かない状態が続いて
いたことでしょう。それがネットが使える時代だったので、ネットを利用して物事を進める方向に
世間の常識がシフトしたのです。コロナがなければ、私たち僧侶の世界でもZOOM会議が許される
ことにはならなかったでしょう。そういう意味では、コロナは大変でしたが、私たちの旧来型の感覚を
打破するには衝撃的な事態だったのです。私たちの世界の常識さえ動かせたのですから。
ということは、やればできる!ということなんですよね。
旧来型の常識の壁、あるいは旧来型の利権の壁など、世間にはいろいろと見えない壁があると思いますが、
それらは所詮、人間が作り出しているものなので、変えようと思えば、変えられるのです。
かなり大変ではあると思いますが。だって、コロナで私たちの世界の常識さえ変わったんですから。
そういう状況になれば、私たちの常識や考え方なんて、すぐに変わるのです。
逆に変わらないと、遅れていくだけ。常に対応できる柔軟性が必要なんだな。と改めて思ったことです。