おはようございます。住職です。
一昨日の日曜日、午後から私の母方の祖父のご法事がありました。
日曜日に予定されていたのですが、西照寺でもご法事があるため、時間は遅めにしてもらいました。
東京まで出向いて、帰宅も遅くなりました。22時頃に。
私の母は、一般家庭の出身(お寺の世界では、住職夫人は結構同宗派の他のお寺から嫁がれることも多い)
で、お寺の世界では、割と少ない方なのです。
今どきは、一般家庭からお寺に嫁がれる女性も増えてきましたし、特に関東ではその傾向が強いようです。
私の感覚では、私の両親世代だと、7:3とか、6:4位の割合でお寺出身の女性が、住職夫人となってい
るような感じを受けます。もちろん、多い方がお寺出身の女性で、少ない方が、一般(お寺以外の)ご家庭
から、お寺に嫁がれるという割合です。
それが、私の世代になってくると、あくまで感覚的な印象だと、5:5とかのレベルまで来ているような
感じを受けます。私の嫁様も一般家庭から嫁いでくださいました。
因みに、お寺の世界では、お嫁様が寺出身なのか?など、全然気にしていません。
お寺のご子息の披露宴で、新婦がお寺出身とわかると、「あ!そうなんだ!」と思う程度です。
ただ、新婦さんがお寺出身という披露宴は、お寺の世界では普通の感覚なのです。
考えてみれば、浄土真宗本願寺派のお寺だけで、全国に1万カ寺ほどあるのです。
宗派の別を考えなければ、全国にお寺は7万カ寺以上あるのです。
コンビニが、会社の別を考えないで、全国に4万~5万あります。
なので、コンビニよりもお寺の数の方がずっと多いわけですね。
ですから、実家がお寺!という女性だって、結構多いはずなんです。
不思議と、お寺で育つ女性の中には、お寺に嫁ぎたいと思われる方も結構多いみたいで、上記のような割合
となるわけですね。私もお寺の世界にいるので、違うお寺の若い女性と話をするのですが、お寺が良い!と
言うのです。特殊な環境ではありながらも、お寺が良いと言ってくれるお寺出身者女性は多いのです。
もちろん、反対の方もおられますよ。当然ですね。ただ、割合的に考えると、結構お寺が良いと思っている
お寺出身の女性は多いみたいな印象を受けます。環境に安心するのでしょうかね?
