日記

遠方にお寺があるけど葬儀の時はどうなるの? お寺同士の助け合い。

おはようございます。住職です。

今日は、山口県のお寺でご住職をされている、私の大学時代の先輩からご依頼を受けました。

山口のお寺のご門徒様であるFさん。どうも、現在のお住いが東京都練馬区のようです。

誠に悲しいことですが、そのご主人様が他界されたとの事で、ご葬儀が勤まるのです。

しかし、先輩は山口に居られ、今日は日曜日の為、こちらに来ることができません。

そこで、知っている私に、代わりにお参りに行って欲しいとのご依頼を頂戴したのです。

今日は日曜日で、西照寺でも当然ながらご法事が勤まるわけですが、先輩のご依頼ですから

西照寺のご法事を前住の父に依頼し、私は助っ人でお参りさせていただきます。

ご門徒Fさんには、先輩ではない私が参らせていただくわけですから、申し訳なく思いますが、

先輩が事情を説明し、ご納得いただきました。

実は数年前、西照寺のご門徒で山口県に引っ越されたOさんがおられました。

Oさんは、2か月に一度は、山口から西照寺にお墓参りやご本堂にお参りに来られていたので、

私も驚いていたのです。とても穏やかで有難いご門徒でした。

残念ながら、数年前に他界されてしまったのです。

その際私たちも、西照寺の法務があって山口県にお参りにいけなかった為、山口県の先輩にご依頼した

過去があるのです。

今回は、いわゆる、その逆のパターンなのです。

私も助けていただいたので、今度は逆の番というわけです。もちろん、ご門徒のお許しがあることが前提

今の生活では、人々が故郷を離れ、かなりご遠方に引っ越され、その地に定住されるケースも普通にでて

きました。そんな時、もしもの事があった場合でも、全国に同宗派に属するお寺にご依頼し、助けてもらう

事もあるのです。もちろん、滅多にはないことなのですが、稀にあるのです。

私は有難いことに、同宗派の大学である龍谷大学に通っていたので、同級生は全国のお寺の跡継ぎがほとん

ど。なので、西日本に限れば、知人が多い為、頼ることができやすいメリットはあるのです。

もちろん、その逆のパターンもあります。

因みに、浄土真宗本願寺派に属するお寺は、全国に1万ちょっとあります。

いくら私がお寺に知人が多いと言っても、知っているお寺は全国に200とか300程度。

大多数というか、ほぼ知らないお寺の方が多いのです。