なぜ自分で保管せず、預けるのか
未来の誰かに届けたい言葉があるなら、自分で手紙を書いて、自宅に置いておけばよい。そう思う方もいるかもしれません。もちろん、それも一つの方法です。ただ、何年、何十年という時間を越えて確実に届けるとなると、自分だけで管理することには難しさもあります。
長い時間が経つと、分からなくなる
10年後や20年後に渡す手紙を、自宅に置いておいたとします。その間には、引っ越しをするかもしれません。家を整理するかもしれません。家族が片付けるかもしれません。そして、その手紙があること自体が忘れられることもあります。
見つかっても、扱い方が分からない
たとえば、「娘へ」と書かれた封筒が見つかったとしても、いつ渡すものなのか分からなければ、家族は困ってしまいます。今すぐ渡すのか。結婚した時なのか。本人が亡くなったあとに渡すのか。
つまり、言葉だけでは、本人の意図まで残らないことがあります。
自分の死後には、自分では届けられない
自分が亡くなったあとに渡したい言葉なら、誰かに頼んでおく必要があります。ただ、頼まれた人が何十年も覚えていられるとは限りません。その人が先に亡くなることもあります。だから、人の記憶だけではなく、仕組みとして残しておく必要が出てきます。
預けるのは、言葉と「扱い方」
未来条件付き保管メッセージでは、文章や音声だけを預かるのではありません。
一緒に、
- 誰に届けるのか
- いつ届けるのか
- どんな条件で届けるのか
という本人の指定も残します。
つまり、メッセージと、その扱い方を一緒に預かるということです。
本人が残したものを、そのまま未来へ
さらに、預けた後に誰かが勝手に内容を書き換えたり、「本人ならこう言っただろう」と言葉を足したりしないことも大切です。未来の受取人にとって重要なのは、文章がきれいかどうかより、「これは本当に本人が残したものなのだ」と分かることかもしれません。
未来条件付き保管メッセージは、単なる保管場所ではありません。本人が残した言葉と、その扱い方を、未来まで一緒に預かる取り組みです。
詳しくはnoteでもご紹介しています。
西照寺は、家族に今すぐ渡せない言葉や、未来に届けたい本人の思いを、本人の言葉のまま静かに預かる寺院です。
- 住所:埼玉県東松山市大谷2560-4
- お問い合わせ:0493-39-1445
