実際には、どのように預けるのか
ここまで、未来条件付き保管メッセージについて届ける条件や、本人が残した言葉をそのまま扱うこと、文章や音声として残すことなどをご紹介してきました。
今回は、実際に利用するとしたら、どのような流れになるのかについてお話しします。
最初から完成した文章でなくてもいい
未来へ残す言葉というと、最初からきちんとした文章を用意しなければならないように感じるかもしれません。しかし、最初から完成している必要はありません。
まずは、「こんな言葉を残したい」「この人に、ある時が来たら届けたい」というところから始めます。そこから、誰に届けるのか。どんな時に届けるのか。文章にするのか。音声も残すのか。少しずつ考えていきます。
一度、考えるための時間をつくる
未来へ残す言葉は、その場の勢いだけで決めない方がよい場合もあります。書いてみてから、「少し違う気がする」「やっぱり、この言葉は残さなくていい」と思うこともあります。そのため西照寺では、いきなり正式な保管に入るのではなく、一度考えるための段階を設けることを考えています。
何を残すかは、本人が決める
西照寺が、本人に代わって立派な文章を作るわけではありません。「もっと感動する文章にしましょう」「こう書いた方が伝わります」と内容を作り替えることもしません。
必要に応じて、入力方法や、保管の仕組みについてのお手伝いはします。
しかし、何を残すのかを決めるのは本人です。
正式に預ける前に確認する
内容が決まったら、もう一度本人に確認してもらいます。この文章でよいか。届ける相手はこれでよいか。この条件で届けてよいか。間違いはないか。そして、「これを未来へ残す」と本人が決めた段階で、正式に保管します。
条件が来たら確認して届ける
未来になり、あらかじめ決めた条件が訪れたら、その条件が本当に満たされたのかを確認します。指定した年月が来た。受取人が一定の年齢になった。本人の死亡が確認された。そうした確認を行った上で、メッセージを届けます。単に、「そろそろだろう」という判断で渡すものではありません。
できるだけ負担の少ない仕組みに
未来条件付き保管メッセージでは、長い自分史を書く必要はありません。何時間も人生について話す必要もありません。未来へ残したい言葉がある。その言葉を、決めた時まで預ける。まずは、それだけで利用できる仕組みにしたいと考えています。未来へ言葉を残すことを、特別な人だけが行う大げさなものではなく、必要な人が利用できる一つの選択肢にしていきたいと思っています。
詳しくはnoteでもご紹介しています。
西照寺は、家族に今すぐ渡せない言葉や、未来に届けたい本人の思いを、本人の言葉のまま静かに預かる寺院です。
- 住所:埼玉県東松山市大谷2560-4
- お問い合わせ:0493-39-1445
