後輩との関係③

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こんにちは 副住です。
早稲田から入学してきた元ヤンキーの後輩とコンビを組まされてから
私達は2人で勉強したり、議論したり、時には一緒にお寺にお参りに行ったりとしていました。
先輩の私を君付けで呼ぶ年下の後輩は、凄い無礼者ではあるものの、根は素直な優等生。
顔は相変わらず無愛想ですが、時間とともになれていきました。
彼はオカちゃんといいます。
オカちゃんは浄土真宗の教えに納得したようで、僧侶の道に進むこととなりました。
ある時、得度(仏門に入る)の儀式をすることになり、西山にこもりました。
そこでは、頭を丸坊主にするのです。
しばらくして、西山から出てきた彼を見て、私は驚き震えあがりました。
もともと無愛想で怖い顔が、髪の毛が無くなったことで 目が当てられない状況に(笑)
しかし、時々見せる笑顔はとてもチャーミングでした。
その後、彼は自覚したのか、帽子を被る生活が続きました。時に、その帽子を取り上げては、後輩をいじってましたが。
さて、そんな彼も博士課程に進み、私も気づけば3年の付き合いとなっていました。
始まりがあれば終わりもある。残念ながら私は終業となり、埼玉に帰ることに。
オカちゃんとはご無沙汰となってしまいました。
その後 オカちゃんは浄土真宗の教えを通じて 知り合った女性と結婚をしました。
気づけば彼も終業の時期となっておりました。
しかし問題がありました。オカちゃんは私と違い、お寺出身者ではありません。
お寺をしたいけど、お寺がない・・・。
どうしたものか。
考えられる方法は2つ。 後継者のいないお寺に夫婦で養子に入る。
もしくは、あたらしくお寺を建てる。
色々と相談も受けました。アドバイスもしました。
彼の決断は、お寺に入寺したいという結論。
しかし、夫婦の入寺となると 対象のお寺が少ないので、ご縁が大事でした。
私も探したのですが、なかなかありません。
そんな中、数年たって、ようやく先日後輩から名古屋のある地域のお寺に入寺することになったとの吉報でした。
そのお寺のご住職は自死の問題に実践的に関わっておられる方だそうです。
オカちゃんも現代の問題について活動をしていくタイプなので、良かったなと思ってます。
ただ一つの心配ごとが・・・そのお寺は過疎化が進んでいる為、問題もあるのだとか。
色々とアドバイスや相談を通して、距離はあるけど、今後も一緒に頑張っていこうと思います。
共に頑張っていきましょう。オカちゃん!

後輩との関係②

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こんばんは 副住です。
私が博士課程にすすみ 始めてのゼミがありました。たまたま私は私用で ゼミを休み北海道におりました。するとゼミを終えた一学年下の後輩から電話が入りました。「先輩、大変な後輩とコンビを組まされましたよ!」と笑いながら伝えられました。
博士と修士、合同のゼミでは、二人一組のペアを組まされ 研究を行い、ゼミで発表という流れでした。年度始めのゼミだったので、教授よりペアが発表されたのでした。
後輩の話だと、私のコンビ相手は早稲田でロシア文学を専攻してたようで、身なりもマフィアみたいな格好、だけど顔は日本人の怖い系。しかも無口で 態度も横柄っぽいよ。との事でした。
私はそれを聞いて、ゼミに行きたくなくなりました。京都に帰宅後、仕方なくコンビの後輩と待ち合わせました。会ってみると、確かに無愛想で横柄。先輩であるはずの私に いきなり「○○くん」とくんづけで呼んでくる。「なんなんだ、こいつ」と思いながら 機嫌をとるように配慮する私。その後、その後輩の生い立ちを聞いて、無愛想で横柄な性格に納得。彼は高校時代、グレてた人で、高校も中退してました。暴走族だったようです。しかし、途中で人生を考え直し 高校に入り直し猛勉強して早稲田に入ったのでした。さらにおかしな奴だと思ったことは、小さな頃より死んだらどうなるのか?と真剣に悩んでいたというのです。しかしご両親をはじめ色々な人に そのことを質問したら、死ぬことなんか考えないで ちゃんと生きなさい!と言われるばかりで、悩みに真剣に向き合ってもらえない寂しさよりグレていったとの事でした。早稲田に行ったけど、やはりその疑問は解決できず、たまたま浄土真宗の教えと出会い、龍大の大学院に入学してきたと
いうことでした。
ある意味、面倒くさそうな後輩とコンビを組むことを覚悟した瞬間でした。
続きは明日

後輩との関係①(私の学生時代)

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こんにちは 副住です。
今日も相変わらず寒いですね。
予報では寒気が抜けるので、平年並みの気温に戻ると言ってましたが・・・
昨夕後輩から嬉しい報告メールをいただきました。
名古屋にあるお寺に入寺することになりました!との報告でした。
後輩は、大学院時代の後輩で、変わり者で、いいやつなのです。顔は怖いんだけど。
さて、この後輩とのエピソードを紹介する前に、私の話を少し。
私は京都の龍谷大学という大学(文学部の真宗学科)に行きました。
大学まで勉強ができず、受験も苦しみ一浪も経験してます。
ようやく大学に合格し、あとは悠々学生生活を満喫するはずでした。
しかし、たまたま大学の授業で ある教授が
「君たちはお寺の息子に生まれ、親から龍大に行け!といわれてここに来た人が多いんじゃないですか?そういう人は今すぐ大学をやめなさい」というのです。
(龍大は浄土真宗本願寺派の学問機関から派生した大学なのです)(本願寺派のお坊さんになるなら 龍大の真宗学科を勧めらる為、この学科はほとんどがお寺出身者)
私は衝撃を受けました。せっかく大学に受かったのに、この人何いってんだ!?と。ある意味笑いました。
しかし、教授は続けて「人生は一回なのだよ。やりたくもないお寺を継ぐ為、おおよそ龍大に入れと言われたんだろ?」
「そんなことよりも、やりたいことをやるべきなんじゃないんですか?」・・・
考えたこともなかった理屈に、ある意味納得もさせられました。
教授は、お寺をするなら 本当にやりたい人がやるべきなんだ!ということを言いたかったのでしょう。
この教授が後に私の指導教授となるのですが・・・
さて、その教授の講義の後、僕のやりたい事って・・・???何???
と頭の片隅につねにつきまとう事に・・・
数年後、結局やりたい事が見つからず、親やご門徒の期待を裏切ってお寺を飛び出す勇気もなく困り果てました。
そうしてある解決策を見出すのです。
それは、今与えられている お寺を継ぐという環境。これに納得できるかどうかを考えよう!と思ったのです。
そこで、これまで勉強などしたことない私でしたが、この教えは何を伝えようとしているのか?勉強してみよう!と思ったわけです。
もし、結果 教えに納得ができなければ、これはお寺をでる口実になります。住職にもご門徒にも大義名分が示せます。
そう思いながら頑張りました。これまで勉強などしたくもなかったのですが、人生(命)が掛かると変わるものです。
勉強中は専門用語ばかりの本が読めませんでした。毎日辞書をひいて、その辞書にも書いている意味がわからなくって さらに辞書をひらく。
こんなことの繰り返しから始まりました。しかし、人生がかかると不思議なものです。眠くもならないし、必死でした。大学4年生の事です。
1年間図書館に通いました。毎日最低7時間勉強しました。しかし残念ながら、私は1年間では教義の断片も理解できませんでした。
ならば、もう一年。そう思い大学院(修士)を受験しました。
大学院に進み、半年目のことです。これまで諦めずに読んできた本『中観と唯識』(長尾雅人著)に書かれてある内容に心底頷かされました。
仏教の基礎がようやく心で頷けた瞬間でした。仏教は、納得できるできないというレベルを超えたものでした。
(しかしこの本、難しすぎる。一行を理解するだけでも数時間かかったこともありました)
この感覚を伝えようとすれば、例えが悪いですが
皆様は息していることを納得しますか?と言われたらどうでしょう?
もちろん、納得するのでしょうが、より厳密に言えば、これは納得するとかしないとかではなくて、事実そのものでしょう。
仏教の言っていることは、これと似ていて、事実そのものなのです。もっというと真理。
仏教、凄いよ!凄いよ!本当に凄いよ!気持ち悪いほど凄いよ!
必然的に・・・→こんな凄いことって、伝えないといけないんじゃないの!?となるわけです。
それから、完全に仏教にはまりました。
その後、大学院の博士課程に進学します。
私が博士課程の1年生に入学した、ちょうどそのとき、修士の1年生としてゼミに入ってきた後輩がいました。
その人は早稲田大学をでて、龍谷大学の大学院(修士)に入ってきた人なのです。
続きは明日。

冬の風邪

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こんにちは 副住です。
さ・さ・寒い。(>_<) 突然寒くなりましたね。 学生の頃は寒いと引き締まるような感じがして、勉強もはかどるので冬は好きでした。 しかし、近年寒いのが苦手になってきました。年も関係あるのでしょうか? 予報によると今日と明日が寒いようです。 空気も乾いてきています。乾燥しているので、風邪が心配ですね。 住職、母と風邪をひき、母は未だに咳をします。 今度の風邪は咳が酷いようで、母は気管支喘息となったようで2ヶ月近く咳をしてます。 苦しいようです。 幸い、私はまだ風邪をひいておりません。10月半ばから 余裕をもった生活を心がけているのがいいのかもしれません。 しかし、11月に入り予定は一杯、ホッと安心できそうな12月に風邪をひくかもしれません。 (今年の12月25日の後は予定ががら空きです。嬉しい!久しぶりに自宅とお寺の掃除に専念できそうです) そういえば去年の年末、大掃除の末に風邪をひき、年末年始は高熱がでて、病院に通った記憶があります。 今年はそうならないように ちゃんとお正月を迎えたいものです。 皆様、そろそろ年末の心配をしておきましょう。元気にお正月を迎えることができるように!

痔 レーザー手術後 経過 

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こんばんは 副住です。
今日は久しぶりにお寺で病の経過報告です。
そろそろ術後、一ヶ月になろうとしております。
正直11月頭までは辛くて不安な日々でした。
ですから術後半月強、私はそんな状況でした。
術後の経過は個人差があるようで、情報の多くは術後一週間くらいで痛みは無くなるとありました。
ですから私の場合、長い間痛みが残ったということなのでしょう。
そろそろ一ヶ月が経とうとする頃ですが、正直まだ多少痛む時があります。
しかし、痛み指数(10がMAXとして)は1くらい。ときどき2~3レベル。
でも日に日に良くなっている実感があります。
今は普通に椅子にも座れますし、痛みがあるときでも(嫌だけど)座ろうと思えば座れます。
もちろん大事をとって、円座を使ってます。
お世話になった先生のお話だと、切り取った部分の肉が盛り上がるまで
術後1ヶ月~1ヶ月半くらいかかるそうです。
ですので、12月初旬くらいまでは多少の痛みや違和感があるのかもしれないと覚悟しています。
しかし、確実にピークは過ぎていたので、ある意味ホッとしています。おそらくだけど。
さて、詳しい経過ですが、10月最後の週に激痛に襲われ、病院に行って見てもらいました。
先生からの診断は「順調です」 しかし私は激痛。
先生は「一週間もすれば痛みは治まるでしょう」とのことでした。
確かに一週間でずいぶん良くなりました。痛みは残ってましたが、痛み指数3~5くらい。
その後の一週間で無痛、ときどき1~3程度の痛みに襲われるときあり!ってな具合です。
やはりトイレ後に痛みが襲ってくることが多いです。
痛みは1時間くらい続きますが、何故か途中から痛みが痒みに変わっていきます。
経過でお悩みの皆さん、私はこんな経過を過ごしています。
みんなよりも痛みがひくの遅いみたいだけど、きっと大丈夫!
不安ですが必ずよくなっていきますよ。

天女の絵

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こんにちは 副住です。
昨夕は住職の実家である延浄寺〈東京都調布市〉で祖父(住職の父)のご法事が勤まったので
参列してきました。
西照寺の法話会が終わり次第、私は調布に向かいました。
16時からのご法事でしたので、私以外の者は14時頃、西照寺を出発したようです。
(調布市まですいていれば1時間ほどで、混んでいれば1時間30~2時間かかります)
私は法話会を終えた3時頃から向かいましたが、道中やはり混んでおりました。
結局 到着したのが17時すぎでした。
ご法事が終わった本堂に入り、お参りをしました。
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これが延浄寺のご本堂の中の雰囲気です。
実は祖父(前、延浄寺住職)は絵を書く事が得意だったようです。
このご本堂の欄間の部分に書かれた天女の絵は、祖父が書いたものなのです。
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上手ですね。
同じ遺伝子が流れているはずなのに、私は絵がとても下手なのです。
よく笑われます。 何故こんなに違うのか???

法話会

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こんにちは 副住です。
今日は第二土曜日、西照寺法話会の日です。
13時半から読経
14時からご法話をいたします。
場所は西照寺別院(新東松山斎場)です。
今月の28日は西照寺の報恩講が勤まります。
今日の法話会で、事前連絡などをさせていただこうと思ってます。

教行信証のことば 法話集

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おはようございます。副住です。
今日はいいお天気となりました。清々しいですね。
さて、5日に落語口演を開催したのですが、その際、来場者の皆様に数種類の本の販売もいたしました。
販売商品は、この度の口演後の対談でご登場いただいた、釈徹宗先生が書かれた『おてらくご』という本、
さらに総合研究所主催の落語口演でしたので、本願寺出版社より出版されている『浄土真宗 はじめの一歩』と
この度、出版される『教行信証のことば』~やさしい法話~の三冊を販売しておりました。
最後にあげた『教行信証のことば』~やさしい法話~
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これは私を含め東京支所の研究員(凡そ4名)が毎月順番で『教行信証』の中からご讃題をひいて
やさしい法話を執筆してきたものを纏め書籍化したものです。全部で18編(133ページ)の法話が掲載されてます(私は5編担当)
本願寺出版社のご協力をいただき、本願寺出版社新書シリーズの一つに加えていただき、発刊されることとなりました。
600円+税です。
何だか、書籍化された現物をみて感慨深くなったので、宣伝させていただきました。
(笑)
 

時間との戦い

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こんばんは 副住です。
今日は北池袋にある西念寺さまで報恩講が勤まりました。
北池袋駅から出て歩いて1分のところにお寺があるのです。
凄い便利な場所にあるので驚きました。
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私はご勝縁(仏様の勝れたご縁という意味だと思いますが)をいただき、ご法話をさせていただきました。
ちょうど12時頃から始まって、40分ほどお話をさせていただいたのです。
さて、今日は朝から別件があり、池袋に10時半に到着する予定でおりました。
車で行くことにしていたので、車で西照寺(東松山)をでたのが8時50分。
スムーズに行けば、池袋まで1時間ちょっとあれば到着するのです。予定では、10時半には到着できるはずでした。
いつもどおりに関越自動車道に乗って、しばらく進むと・・・
川越インター(ちょうど東松山と練馬[終点]の中間のインター)手前で事故があったようで表示機が赤くなっていました。
よく見ると、川越まで3時間以上と表示されていました。
通常は川越まで15分くらいでいくところが、3時間以上・・・相当大きな事故だったのでしょう。
しかし、私としてはまさかの展開で 急遽東松山インターの次のインターで降りて、一般道に切り替えました。
雨の影響もあったのでしょう。一般道も大渋滞。
みるみる時間だけが過ぎていき、カーナビゲーションの目的地到着時刻もどんどんと遅くなります。
色々と抜け道を通ったり努力をしたのですが、全然進まない。ご法話に遅れてはいけないことだけ考え、運転をしていました。
結局、途中で車を諦め、今度は電車に切り替えました。(すでに衣を着て運転していたので、電車に乗るのを渋りながらも、危機が迫っていればなんとかやるものです)
電車でいこう!と切り替えを決めた場所から 最寄りの駅(川越駅でした)まで車で走り、コインパーキングに車を止め、慌てて駅に走りました。
(川越駅には10時30分に着きました。ですから東松山から1時間40分かかったことになります)
お坊さんが大きな荷物をもって慌てて走り、電車に飛び乗るのです。周りからジロジロと見られました。最初は嫌でしたが、なんだか段々と快感になってきました。
そして、北池袋に到着したのが11時20分。(当初の予定では11時45分からお話を!とのことでしたので 焦りました)
西念寺さまに到着したのが11時22分でした。 本当に駅から近かったので、助かりました。
先方には、「どうした、ご講師がまだ来ないぞ!」との不安を与えてしまったかもしれませんね。
結果、東松山から北池袋まで2時間半かかったことになります。(本当に想定外)
絶対遅れてはいけないことってありますよね。例えば私達だと、一人で勤めるお通夜やご葬儀。
また、今回のご法話。代役の方がいる場合は、遅れちゃいけないけれども、何とかしてくださいます。
しかし、代役がいない場合の遅参は絶対あってはなりません。
今回は、別件があったので早くお寺を出たことが、結果的には遅参を免れるよう働いてくれましたが、もし別件がなかったとしたら・・・
恐らく余裕をみて9時半頃にお寺を出発していたので、アウトだったと思います。
もうこんなハラハラした思いをしたくないです。
皆様も気をつけられてくださいね。

西照寺 門信徒会

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こんにちは 副住です。
今日は西照寺MS委員の皆様と門信徒会結成に向けて
ということで、練馬の真龍寺さまにお邪魔し、ご住職様 坊守様よりお話を頂戴しました。
真龍寺さまでは、門信徒会結成10年目を迎えられるそうです。
そこで、ご指南をいただきたく、結成に至るまでの経緯や会則などをご教示いただいたことであります。
ご住職さまより、それぞれのお寺の特色があるから、その特色を活かした会則、門信徒会にすべきです。
とのアドバイスをいただき、帰宅の車内で 皆で少し考えながら、只今帰宅をしてきました。
今後のお寺のあり方や門信徒会の世代的な問題も含め、どのようにしていこうか悩み(良い意味の)が増えました。
個人的に、楽しかったです。