これまでの墓石のお墓から形式が変わってきますが、選定するのに大事な視点は、そのお墓がどのような意義を持つのか!?という思想的な側面も大事な要素だと思います。
これまでの墓石のお墓であれば、子孫続くことが前提で、ご先祖を偲ぶ為、あるいは故人に会いにくる場所として大きな役割を持っていたことでしょう。
しかし、その子孫がいない場合であれば、必ずしも墓石のお墓である必要はないかもしれません。
目次
▼柔軟になってきたお墓の意義
そこには、これまでお世話になった自然に遺骨をかえし、より素晴らしい方向に導いてくれるお墓があるのであれば、そのお墓に意義を求めることもできます。
また、お墓を通じて、後世の為になる取り組みがあるのなら、そちらに意義を感じるかもしれません。
いずれにしても、これからは、お墓の役割に何を求めたいのか?によって、選定のポイントが変わってくるのかもしれません。
▼お墓の意義は時代につれ
これまでの日本のお墓の歴史を振り返ると、権力の表象の意義、一族の護り神的意義、先祖供養的意義、亡き人と会う為の場所としての意義、公衆衛生的意義、色々な意義の変遷がありました。きっと今後も、お墓の意義は時代の価値観にあわせて変化していくはずです。
おそらくですが、今後は法律にも書かれてあるように「公共の福祉」的な観点からも、新たなお墓の意義が生まれてくる可能性もあります。
そこで問われてくるのは、今後はお墓を管理する主体者が、どのような方針でお墓を運営しているのか?まで、深堀り確認してみても良いかもしれません。
はっきり役割や思いを持った運営母体であれば、安心して任せることもできるでしょう。