今まで世界中でお墓が作られ、維持されてきていますね?
目次
お墓の意味
文化も宗教も思想も生活習慣も価値観も、何から何まで違う世界中の人々が、それぞれのやり方ではありますが、お墓を作り、手を合わせます。
そこにはもちろん、行政の運営上の意味合いもあります。人間の遺骨は普通のモノと同様に扱うことはできず、ゴミとして処分したり、適当な所に埋めると犯罪になります。
遺骨の埋葬は必ず行政の許可を受けている「墓地」で行わなければなりません。亡くなった方は亡くなったと記録して、そのあかしを作らなければ、国や自治体は成り立たないということです。
しかしそれならば、もっとドライなやり方はいくらでもあるはずです。
しかし、世界中でお葬式やお墓参りをするのです。
故人や祖先を自分たちよりも一段上の存在に位置付け、コミュニケーションをとり続けようとします。
ただのおまじないのようなことが、世界中で何百年も続けられるはずがないのです。そこにメリット(あるいはやらないデメリット)があると考えられます。
西照寺の考える「お墓」
「お墓参りをするとどんな良いことがあるの?」この問いの答えはそれこそ、星の数があるでしょう。
たとえば、
・故人との別れをきちんと行うことで、前に進む勇気を得る。
・お盆やお彼岸を機会にして、先祖と語らうことで自分の生活の節目にする。
などなど。
この問題に関しては、この稿以降もじっくりと向き合いたいのですが、西照寺が提唱する理念に関係していえば、お墓は「先人から後の者に受け継がれていくものを意識する場」です。
今生きている人の幸せに資するために、お墓は存在します。
世の中は移ろっても、その本質は変わらないでしょう。
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お墓って何だろう?(1)【いろいろあるお墓 普通のお墓、永代供養墓、納骨堂、樹木葬】