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法名・戒名
戒名、浄土真宗では法名といいますが、「生前に仏弟子として誓いを立てて生きる際に授かる名前」、あるいは他宗では「死後は仏様の御許に導かれて成仏するので、仏の世界に旅立つための名前」といった意味合いになります。
ここで重要なのは、「生前に戒名を授かることができる」点です。
先に戒名を得て、人生に区切りをつけ、そこからまた充実した生をおくることができます。
そして、亡くなった後も名前として残ります。
お参りすること
お参りすることは文字通り、人が故人とつながる行為ですね。仏壇でもお墓でも、みなさんはどんな会話をされますか?この世の報告、愚痴や問いかけであったり、色々でしょう。
そんな会話や、「先祖代々のおかげで自己の存在があること」に対する感謝、「充実した現世の幸せ」への感謝など、それは故人とつながる行為です。
お別れの際に「安らかにお眠りください」といいますね。
最近では Rest In Peace =R.I.Pなんて言い回しもしますよね?
先人の導きとは?
浄土真宗ではこのとき、「私たちをお導き下さい」といいます。
この意味自体は、「仏となったら導いてね」なわけですが、先人の導きを意識する。それは生前からの行為としてあるものでしょう。
亡くなられた後もそれが続く。ロマンです。
いえ、それがロマンでなく現実にあるものだから、法名・戒名や、お参りスペースが必要になるのでしょう。