おはようございます。住職です。
8月も終盤ですね。昨日は暑かったけど、今朝は秋の気配を感じるような朝になってます。
私が西照寺において感じる秋の気配は、早朝の虫の鳴き声や空気感、空の雲など、それら複数の要因から感
じるものだと思われます。中でも特に影響が大きいものが虫の音色です。(たぶん鈴虫と思われます)
幼少期からここに住んでいるので、夏から秋に移ろいゆく最中、虫の音色の変化にすぐに気づくようになっ
てます。ここは田舎なので、四六時中といっていいくらい、虫が鳴いていたり、鳥が鳴いていたり、声がし
ています。夏の夕刻などは、ウシガエル?などのカエルの鳴き声もします。
これらの声を普段の生活の中で聴いているので、意識しているわけではありませんが、音色の変化に敏感
になります。朝、外に出れば、虫の音色が聞こえてくるから、意識していなくても、自然と感じとれてしま
うのですね。しかし、考えてみれば、東京都内であればこんなことはありませんね。
都内で宿泊すると、車の騒音や人の声、宿泊者の騒音などで自然の音は聞こえてきません。
あまり意識してきたことはありませんが、住んでいてどちらが落ち着くか!?と言われれば、やはり自然
が感じられる方が、何だか心は落ち着きますね。東京など、街中は便利だし、魅力的ではありますが、
落ち着きや人間的な心のゆとり、あるいは、「悠久」などの長い時間軸を求めるならば、西照寺の環境は
素晴らしいと、今更ながら思います。
ふと、このブログを綴りながら気づいたことですが、この環境は、実は西照寺の特徴なのでは!?と
今更ながらに思ってしまいました。もう少し、他の場所を意識してみようと思いますが、他の場所は
西照寺くらい早朝から、虫の鳴き声や鳥の鳴き声が聞こえるものなのだろうか?
これまで全く意識してこなかったけど、もしかしたら、違いがあるかもしれませんね。
さてさて、私の中では秋の虫の音色は、どこか寂しい感じがします。
夏はセミが「ミーンミンミン」と騒がしく鳴くのでどことなく、騒々しい。夏らしい。と感じていますが、
秋は鈴虫の音色?なのか、物寂しい感じになっていきます。
西照寺で、私が秋が近づいてきたな!と思える時は、セミの音色に鈴虫の音色が混じってくる時で
す。それは突然きます。しかも、夏真っ盛りなのに!と思うような時に、鈴虫みたいな虫が早朝に鳴いてい
ます。さすがに、7月に鳴くことはないと思いますが、年によっては、8月のお盆前後の早朝であれば、
可能性があるような気がします。今年もそれが早かったでした。
今年はどことなく、季節の進展が早いような気もしてます。夏も7月が暑かったし。
そう考えると、私の苦手な冬も早くくるのだろうか?