こんにちは 住職です。
コロナ禍の中、自粛が続いており、すっかり在宅での時間が当たり前のような状況となりました。
私にとっては、昨年の3月から始まったこの状況は、とても有意な方向に作用したと受け止めています。
それまでは、連日勤務の為、遠方(築地まで)に移動することが当然であったし、出張があれば関東圏
や関西圏に移動することも当然でした。私の場合は、移動と言っても国内でしたので、国際的な移動を
されている方にとっては、楽なものと思われるのかもしれませんが。。。
移動って、20代や30代前半の頃は、ちょっと嬉しかったし、移動時間を利用して読書などができると
前向きに捉えていたのですが、40歳を越え移動が頻繁になると、何より身体が疲れてきて、読書する
余裕もなくなってしまってました。
それがコロナ禍によって、在宅勤務が推奨され、私の場合はそれが可能な業種でもあったことから、移動が
無くなったのです。これまで移動することが当然の環境から、ネットでできる会議などは、すべて在宅で
行ってよい! そのような社会的環境が整いました。社会的雰囲気が整ったと言う意味です。
私の仕事は、そのような流れに上手に乗ることができた訳です。これによって、在宅時間が極端に増え、
移動が無くなり、身体の疲れも溜まらなくなりました。
もちろん、同時に同僚達との直接会っての交流が減ったし、飲食の場もなくなったので、気晴らしという面
では残念な状況となりましたが、トータル的にみれば、私にとっては有意になったと思っています。
在宅によって確保できた時間と、移動による疲労からの解放によって、私の人生の目的や今後行うべき事!
など、真剣に考えるには多くのエネルギーが必要な課題について、ようやく向かい合うことができたのです
。またまた時期的なものとしても、私のこれまでの人生経験を振り返ることができる、心の落ち着き、ある
いは、精神的タイミングな意味でも、マッチしていた時期になっていました。
こればかりは、本当にタイミングの問題で、自分で意識しながらできることでもないと思います。
昨年末に、ようやく長い長いトンネルを抜け、光が見えてきたのです。
今年に入り、光が見える方向に突き進む準備と、先月歩みを進めたところで、大きな壁があることに気づけ
ることとなりました。今年の始めに、当初思い描いた方向に進むや否や、いきなり方向転換です。
もちろん、方向転換といっても当初の方向に結びつける為の方向転換なのです。
換言すれば、近道だと思っていた道に大きな壁がでてきてしまったので、方向転換して、裏ルートをすすん
で壁を回避して、その先に進んでいく必要があることが判明したのです。
まったく、動き出した途端にこれです。本当に思い通りにいかないものですね。
でも、正直言えば、目的地がわかっているので、自分で悩んでいてとても面白いのです。
きっと、この先私はこんなことを試行錯誤しながら続けていくことになるのだと思います。
自分の役目が判ったら、こんなにも色々な可能性があり、色々と工夫次第でできそうだ!と思えます。
しかし、できそうだけど、当然そんなに簡単にできないのですね。人も巻き込まなければいけないし、
でも簡単には巻き込まれてくれないし。。。
今後は、そんな部分に挑戦を続けていくこととなります。