今後のお寺
こんにちは 住職です。
昨日は、申し訳ありません。帰宅が夜中となり、疲れすぎて寝ました。
さて、昨日休んでしまったので、連載も終わりとしましょう。
西照寺では、今年、色々な変化が目に見えて起こってきました。これまで数年間も色々考えながら
今後のお寺の方針を模索してきましたが、ようやく実行段階に入ったわけです。
もちろん、その期間で私も社会勉強しながら、ようやくここまで来ました。
日本の国内を見ると人口減少社会を本格的に迎えます。というより、既に迎えているのです。
今後、20年以内に、世代間人口の多い団塊の世代が働けなくなるでしょう。同時に、人口も減っていきま
す。深刻な人手不足を、仮にAIを活用したロボットで解消するとしても、人が少なくなれば、様々な物の
ニーズが下がっていきます。要は需要が少なくなるってことです。そうなると、日本は今後、様々な分野で
規模の縮小化が始まるわけです。これは日本人が好きな、国内に閉じこもろうとすると、こうなります。
これからは、如何に上手に本業の規模を縮小していけるか!が問われてくるのでしょう。
さらに言うと、本業の規模を縮小していくのと同時に、縮小して不足する部分を補う為に、他分野に進出し
ていくようになっていくと思います。つまり、本業とか、他業務とかの垣根がなくなってくると思います。
日本の社会は、全体的にそのような方向で動いていくでしょうから、お寺もその流れに巻き込まれるのは
当然でしょうね。ですから、これからの住職たるもの、幅広い知識やスキル、あるいは世界の動向まで把握
でき、今後のお寺の活動を展開していかないと、そのお寺は持続していかなくなる可能性が高いと、私は
考えています。しかし、日本とは反比例しているのが、世界の人口。日本は激しい人口減少化が始まってい
るのに、世界では、人口がドンドン増えている。現在は約70億人とかいわれてて、アフリカに医療の力が
行き届くようになると、幼少期で亡くなる方も少なくなるので、一気に100億くらいはいくのではない
か!?と言われてます。地球で100億人を突破すると、様々な資源が足りなくなるそうです。
例えば、食料。 100億人を突破すると、食料など資源を巡って争いが起こるかもしれません。
数年前、今後の世界では、食料が足りなくなるので、今後は昆虫も食べるようになるでしょう!と、どこか
のニュースで報じられてたのを思い出します。その頃だったか、ビルゲイツさんとかは、食料に投資をして
いて、何かの細胞を増殖させ、人口肉ができる!とかやってたのを見ました。
そう考えると、今後の社会では、日本人だけに通じる仕事などは、ある意味致命的となり得ます。
もちろん、超専門的業態となって、そこだけでやっていく!という選択欄もあると思います。
しかし、そうなるには、周りの同じような業態のライバル達?との生存競争が始まって、最終的に生き残ら
なくてはなりません。これはこれでありなのですが、やっぱり大変な努力が必要ですね。
一方、目線を変えると、日本人だけに通じる仕事を、世界の人々にも通じるように変革をしていく!
という選択欄もあるのだろうと思います。
特に、仏教は「真実の教え」なのですから、人種なんて関係ない。
それなのに、日本人にしか広まっていないことが問題だと私には思えます。
私は仏教は真実だと思います。というか、思うではなくて、真実なのです。だから教えが問題なのではなく
伝え方に問題があるのだろうと推測しています。
お寺には、仏教があります。ということは、世界に通じるような「何か」を探せばいいのです。
世界のニーズがあれば、大変です。強烈です。それこそ、お寺の時代かもしれません。
もちろん、理想というか、不可能かもしれませんが、お寺発!世界着!のサービスというか、そんな目線で
世界から必要とされるお寺の模索をしていく道だってあるかもしれません。半端ない努力が必要ですね。
できないかもしれないけど、私は後者の努力をしてみたいです。そっちの方が楽しそうだから。
自分の興味があるから。
ということで、今の私に圧倒的に足りないものは、英語力! IT力! ということになります。
来年は、西照寺の住職なのですから、そこの2点に力を入れて学びを深めようと思っています。