日記法話

本当に頼れるもの(そうだ、お寺行こう)

こんにちは 副住です。
今日は法話の日
東日本大震災後1ヶ月もたたない時に被災地に訪れたことがあった。場所は石巻市。辺り一面津波で押し寄せられた土砂や、破壊された家の木材が見渡す限り散乱していた。その絶望的光景の前に人間の無力感を感じずにはいられなかった。津波で命を失った人や、その家族、また家や財産を突然失った人々のことを想うと、気のどくに思い涙さえ流れてきた。まさに無常を痛感する現場であった。この無常を前にした時、人は何を頼りにしたらいいのだろうかと、とても考えさせられた。
『無量壽経』というお経さんには「田あれば田に憂へ、宅あれば宅に憂ふ」という言葉がある。「財産や家を持つと、執着心がおこり、失わないよう心配してしまう」とのことである。この震災は、失う心配を圧倒的に現実としてみせたのである。その教訓に学び、私達は本当に頼れるものを当てにしていきたいものである。
本当に頼れるもの?それは何だろうか。親鸞聖人は本当に頼れるのは阿弥陀如来であると仰る。どうしてだろうか?それを聴かせていただく一つの場所がお寺の法話会である。
そうだ、お寺行こう!~by JR東海の京都のCMをまねて~