こんにちは 副住です。
早稲田から入学してきた元ヤンキーの後輩とコンビを組まされてから
私達は2人で勉強したり、議論したり、時には一緒にお寺にお参りに行ったりとしていました。
先輩の私を君付けで呼ぶ年下の後輩は、凄い無礼者ではあるものの、根は素直な優等生。
顔は相変わらず無愛想ですが、時間とともになれていきました。
彼はオカちゃんといいます。
オカちゃんは浄土真宗の教えに納得したようで、僧侶の道に進むこととなりました。
ある時、得度(仏門に入る)の儀式をすることになり、西山にこもりました。
そこでは、頭を丸坊主にするのです。
しばらくして、西山から出てきた彼を見て、私は驚き震えあがりました。
もともと無愛想で怖い顔が、髪の毛が無くなったことで 目が当てられない状況に(笑)
しかし、時々見せる笑顔はとてもチャーミングでした。
その後、彼は自覚したのか、帽子を被る生活が続きました。時に、その帽子を取り上げては、後輩をいじってましたが。
さて、そんな彼も博士課程に進み、私も気づけば3年の付き合いとなっていました。
始まりがあれば終わりもある。残念ながら私は終業となり、埼玉に帰ることに。
オカちゃんとはご無沙汰となってしまいました。
その後 オカちゃんは浄土真宗の教えを通じて 知り合った女性と結婚をしました。
気づけば彼も終業の時期となっておりました。
しかし問題がありました。オカちゃんは私と違い、お寺出身者ではありません。
お寺をしたいけど、お寺がない・・・。
どうしたものか。
考えられる方法は2つ。 後継者のいないお寺に夫婦で養子に入る。
もしくは、あたらしくお寺を建てる。
色々と相談も受けました。アドバイスもしました。
彼の決断は、お寺に入寺したいという結論。
しかし、夫婦の入寺となると 対象のお寺が少ないので、ご縁が大事でした。
私も探したのですが、なかなかありません。
そんな中、数年たって、ようやく先日後輩から名古屋のある地域のお寺に入寺することになったとの吉報でした。
そのお寺のご住職は自死の問題に実践的に関わっておられる方だそうです。
オカちゃんも現代の問題について活動をしていくタイプなので、良かったなと思ってます。
ただ一つの心配ごとが・・・そのお寺は過疎化が進んでいる為、問題もあるのだとか。
色々とアドバイスや相談を通して、距離はあるけど、今後も一緒に頑張っていこうと思います。
共に頑張っていきましょう。オカちゃん!