おはようございます。住職です。
人間生きていると、お坊さんだって感情に影響され、
気持ちが凹む時だってあるのです。
人間世界に生きているんだもの。当たり前のことです。
お坊さんだから、超越しているとかって、ないです。
お坊さんも人間だから。
ただ、お坊さんは人間世界を超えた仏様の世界のことを
学ぶというか、体感するというか、目指すというか、認めて
いる部分で普通の人とは違います。仏様の世界を認め、
受け入れている。だからこそ、仏様の世界に往く為の生き様
を大切にしています。
生き方となってくると、「道」ということになります。
道は結構多いですね。剣の道に生きることを剣道というし、
柔道も茶道も色々あります。「道」というのは、かなり深い
意味で、生き様を表す言葉でしょう。
剣道であれば、剣に人生をかけ、日々、剣の道に生きる
という意味で剣道。柔道も茶道も同じです。
その道に人生をかけて生きることが道なのです。
仏様の世界に往くという価値観を重視し、人生を歩むのを
仏道といいます。
そういった意味で言えば、お坊さんは仏道を生きるのです。
だから、人間世界を生きてながら、価値観は仏様の世界を
大切にしている。といったところで、普通の人とは違う側面
があります。ただし、人間世界を生きている事実があるので、
どうしても、感情とかに左右される部分はあるのです。
今の私は、人間世界で生きている事実から、人間世界で通じる
努力をしなければいけない現況にいます。努力するの大変です。
覚悟がいるのです。そのような意味で、今の私は覚悟をしなけれ
ばいけない時期となっています。でも所詮、人間世界の努力の話
ですから、大して重要じゃありません。こんな事くらいで悩んで
いる私は、お坊さんとして小っちゃいものです。
重要なのは、仏様の世界に往くことだから。
ただ、人間として覚悟を決めるのはシンドイものなのです。それ
が言いたいだけなのです。
自由自在にスイッチが入ればいいのですが、私は怠け者の臆病者
スイッチ入れなきゃいけない所まで追い込まれているのに、ウダ
ウダ言っているのです。何だかんだ言わないで、はやくやれよ!
知ってましたが、改めてジレッタイ自分と向き合っています。
もっとも、既に覚悟してるんですがね。言い訳をするのが好きな
んです。さて、やるか。あーシンドイ。