日記

真宗教団連合東京支部

こんにちは 住職です。

昨日は、久しぶりに築地本願寺に出勤してきました。

夕刻から、10月10日に開催した真宗教団連合東京支部の

公開講座の反省会議と打ち上げがあり、赤坂に出かけました。

赤坂といっても、料亭に行ったわけではないのですよ。

赤坂のお寺で会議をしたのです。

凄い場所にあるものですね。

真宗高田派の澄泉寺さんです。

会議を16時半~18時まで行い、お寺の外に出たら

わかり辛いでしょうが、ホテルオークラの新館が目の前に。

改めて、凄い場所にお寺あるな!と一同驚愕。

お寺をでて、この写真の奥にうつる塀にぶつかるのですが、そこには

赤坂一丁目・・・凄い場所だ。

ここら辺は、アメリカ大使館など外国の大使館がいろいろあって

警護の人も立っており、治安はとても良さそうですし、とても静かな場所でした。

住むには良さそうな場所だと思います。

もっとも、住めないだろうけど。

会議の後、近くにあるアークヒルズの中華店で打ち上げ懇親会を開催。懇親を深めてきました。

今回の会議は、真宗教団連合東京支部の会議でした。

実は、浄土真宗という宗教には色々と派閥があるのです。

主に十派あります。

その中で今、一番数が多いのは浄土真宗本願寺派(私の所属する宗派)なのです。

次が真宗大谷派さんです。ご本山は東本願寺で有名です。

この2つの派閥が全国でも有名だと思います。

本願寺派のご本山は西本願寺。大谷派さんは東本願寺。

どちらも聞いたことあるご本山だと思います。

実は、これ以外にも、浄土真宗には派があるのです。

真宗高田派や真宗木部派、あるいは真宗誠照寺派、真宗仏光寺派、真宗興正派などなど。

これらの派閥があるのですが、親鸞聖人を開祖とする派ですから教えは同じです。

ただし、解釈が若干違う場合もあると思います

基本的には同じ教えですし、それぞれの派閥の歴史を尊重しつつ、お互いに派閥を超えて連携しましょう!

ということで、

50年前にできた組織体が、真宗教団連合なのです。

なぜ、浄土真宗教団連合ではないのか?と思われるかもしれませんが、

実は正式に浄土真宗と名乗ることができるのは、本願寺派だけなのです。

江戸時代だったか、幕府から浄土真宗と名乗ることを許されたのが、

本願寺派だったのです。確か、いち早く幕府に「浄土真宗本願寺派」と申請したのが、

本願寺派だったという理由だったと思います。

その時に、浄土真宗を許すのは、本願寺派だけにしてください!とのやり取りがあったんだと思います。

そこから、他の団体は浄土真宗と名乗れなくなって、真宗・・・

と名乗ることとなったのです。確かそんな背景があるのです。

正確なことが知りたければ、探ってみてください。

私の曖昧な記憶で書いています。

そこで、派閥を超えて結成した組織を「真宗教団連合」としたの

です。本部は、各派閥のご本山が多い京都にあります。

その支部として、真宗教団連合東京支部があるのです。

私は、浄土真宗本願寺派の東京教区の代表として、真宗教団連合

東京支部に関係しているのです。

そこで、昨日の会議は、東京支部の真宗高田派のメンバーのお寺

で開催された!という事なのです。

当然、普段は派が異なるので、澄泉寺さんには行くことがないわけです。とても貴重な経験となりました。

真宗教団連合東京支部の皆さんは、とても良い方ばかり。

仲良しです。