日記

研究方法

こんにちは 住職です。

今日から私は今年の目的の一つでもある勉強!に入ります。

大学院時代や研究所の助手をしていた際には、まだ勉強に浸かっていましたが、

ここ5年ほどは、勉強から離れておりました。因みに、今私の言っている勉強というの

は、研究に近い勉強ということです。

考えてみると、勉強と研究の違いって何だろう?と、今ブログを綴りながら考えてしまいましたが、私の考

える勉強とは、どちらかと言うと知識や知見を広めたり深めたりすること。

一方の研究は、ある分野に特化して本質を追求していくこと。

そんなイメージがあります。これまでも読書などをして、勉強はしてきましたが、研究からは遠ざかってい

ました。しかし、今年はある部分で研究に近いことを行う必要があると思い、私の今年の行うべき目的の一

つに加えたのです。特に3月中旬頃までは、そこに注力していきます。

さてさて、研究をすることは、私はとても重要なことだと思っています。どんな分野であっても、研究から

新商品が生まれたりするのだと思います。科学や医療の分野では、明らかですね。

研究を通じて、新たな時代が生み出される。つまり、研究は新時代を切り開く土台なのです。

だから、日本はもっと研究分野(基礎研究)にお金をかけるべきだ!などと、ノーベル賞受賞者が発言した

りするのです。日本政府は研究分野にお金を投入しない国となって久しいのです。ですから、今後日本は

益々世界から遅れをとっていくこととなります。

しかし、研究ってとても大変です。私は大学院の博士課程(文系で浄土真宗の教義が専門)まで進学しまし

たが、学者になりたいと全く思いませんでした。私はああやってずっと研究に生涯を費やしたいと全く思え

ませんでした。研究を続けていくと、関連する分野がドンドン拡がってきて、あっちもこっちも研究してい

くこととなります。本当に果てしない。一つの事象を真に追求するには、それを取り巻く関連事象まで追求

する必要があります。その関連事象だって、それを取り巻くさらなる関連事象があるわけで、そうなってく

ると、果てしなく勉強していく必要があるのです。それらのトータル知識のもと、自分の専門分野の本質を

説明・立証することで、説得力が高まってくるのです。世の中、色々な説があると思いますが、説を唱える

人の関連分野の知識の総量によって、説得力の高低が決まってきます。もちろん、説得力が低いからといっ

て、誤った説だ!とは断定できませんが。

私の場合は、知識が狭い研究をしていました。(ダメじゃん!(笑))

ですから、私は勉強嫌いなのです。本当に勉強は嫌い。ただし、自分なりに追及できた! 自分なり

の論ができた!と、論文が完成した時の喜びは相当なものです。本当に充実します。あの爽快感は最高!

さて、私が学んできた研究の方法は、最初は、その分野の王道の先生を見つける事。

つまり、関連知識の総量が多く、説得力のある先生の論文を読むのです。

そこでベース作りをしてから、次の名の知れた先生の論文を。

そうやって、現在のベースの考え方を把握した上で、知識の狭い系の研究者の論文などを手あたり次第

読んでいく。さらに、論文の最後には、参考文献として、筆者が論文作成に於いて参考にした文献などが

紹介されているのですが、それらも見ながら、自分が興味をもった部分を追求していくわけです。

本当の専門家の研究では、私のようなやり方ではないはずです。そもそものベースが間違っている可能性も

あるからです。しかし、今の私の場合は、そこまで本質を追求する必要が無いので、そこまでしません。

上記方法で充分。ということで、今日から論文を入手し、王道の先生を見つけて、基礎ベースを作っていき

たいと考えてます。こうなってくると、大学の図書館とか、国会図書館に家が近いと有利です。

東松山市だとなぁ。専門書が置いてあるような高度な図書館などないから。

しかし、ネットがあるので、ある程度はネットを頼ろうと思います。

現在も進んでいると思いますが、本当に専門図書のネット公開は、私のような環境に恵まれない人間には

有難いのですが、なかなか著作権の問題などもあって、難しいのかもしれませんね。