日記

ファシリテータ―

こんにちは 住職です。

今日は、午後から会議が2つ続けてあるみたいです。

予定でみれば、会議時間が長い(1つ目が3時間)のですが、どうもさきほど受けた連絡(ファシリテータ

ーから連絡を受けました)によると、今日の会議は短時間で終わるつもり!との事でした。

因みに、今回のファシリテーターは、私のポストの後任の方なのです。だから私に事前連絡があるのです。

私のポストを後任に引き継ぐ為に、以前の上司から言われたことが、きちんと引き継ぐには、数年必要だか

ら!と言われていました。ですので、そのご意見を受け、現在引継ぎ体制で臨んでいるのです。

会議のファシリテーターはとても重要で、高いスキルが必要です。現在、ファシリテータ―の役目を徐々に

移行しており、経験値と現場慣れ、スキル向上を目的として担っていただいているのです。

もちろん、私も会議に参加し、ファシリテータ―が織りなす会議の流れや全般の意思決定について見守って

いるわけです。これはこれで、結構辛いものなのですね。会議に参加するといっても、意見を出す立場でも

ないし、意見を集約する立場でもない。会議時間をコントロールできるわけでもないし、ただ参加している

初めてこんな役割を経験していますが、見守りポジというのはかなり大変です。

正直言えば、こんな役割、面倒だし楽しくないからあまりやりたくない。

私はこの役割で会議に参加して、以下のようなポイントをチェックしてたり、想像したりしています。

会議内容の把握、またファシリテーターがどのように会議の流れを作っていくのか?

会議の参加者の反応、そこから見えてくる参加者の納得度、そもそも会議に臨む以前の事務局の準備状況

の推察、会議に要している時間、色々とチェックしたり会議の現場の実情から想像したりするので、

かなり意識を使うし、ストレスが溜まるのです。私は短気なのかもしれませんね(笑)

もっと効率的にいけるよ!とか、もっと短くできるだろ!とか、余計な事言わなくていい!などと、内心思

ってしまうのです。

当然、ファシリテータ―は人によって性格が違うように、やり方も人それぞれだと思うので、私がやって

いることが全て正しいわけでもありません。

だからこそ、あまり私のやり方や私が個人的に感じている事を、後任者に押し付け得るのは良くない。

そう考えているので、私は内心ストレスを抱えるだけで、それを指摘することはしません。

だって、何が正解なのか、見えづらい部分があるわけですから。

それを承知しているので、細かいことは言わないようにしています。だからストレスも溜まります。

では、何を基準に、ファシリテータ―のスキルを測るか?

私はそこの部分を、会議に参加している参加者の反応に頼っています。

参加者の会議に対する反応や納得度など、ファシリテータ―自身の行動ではなく、会議参加者の反応に

気を回す必要がでてくるのです。参加者の反応を見ることで、ファシリテータ―が導く会議の流れが良いか

どうか、測る! 参加者が活き活きと意見を言える。参加者が会議内容を真剣に検討している。

そして一番大事なのは、会議は意思決定機関の場ですから、参加者が納得して同じ意思決定ができるか。

ここら辺をポイントとして、私は会議の流れを見ています。

上手なファシリテーターであれば、上記ポイントは難なくこなすし、しかも効率的な時間でそれができる。

何よりも、参加者が笑顔になって、良い会議だった!と感じられる。それができるのが上手なファシリテー

ターです。

下手なファシリテータ―だと、意見が纏まらないし、そもそも話題が脱線し始める。あげく意思決定ができ

ずにダラダラ長時間の会議となって、何も決まらず、次の会議に決めましょう!となって、ズルズルいくの

です。日本では、こんな会議が多すぎるような印象があります。これは下手なファシリテーターが会議を取

り仕切ることでできあがる悲劇なのです。

会議後の参加者は、苦虫を潰したような顔をしています。やっと終わった!と思っているし、もう会議にで

たくない。と内心思っています。こんなマイナスな反応をつくっていけるのが、下手なファシリテーターで

す。しかも厄介なのが、ファシリテータ―自身が、その事に気付いていないということ。

だから、そのようなファシリテーターは成長や改善点がないので、また同じように会議をファシリテートし

てしまうのです。こうやって悲劇が出来上がっていくわけです。

会議参加者だって、無駄な時間は過ごしたくないので、このような会議が続くと、意欲が薄れていくのです

。そんな会議にならないよう、後任者のファシリテータースキルを見守っているのです。

今日もやります(笑)