こんにちは 住職です。
寒いですね。強い寒波が来ているらしいです。今夜がピークなのかな!?
緊急事態宣言が発出されたので、今日から来月の7日までは、大人しく可能な限り感染しないような
行動を心掛けようと思います。ただし、昨日は東京都で2400人を超え、埼玉県で460人でしたか!?
記録を更新してしまいました。よく判りませんが、ここまでくると、気を付けていても感染してしまうの
では!?との疑問さえ頭を過ります。もちろん、外出する時はマスク、手消毒、家族以外との非会食を徹底
し、帰宅時には手洗い、家族以外の複数人で室内に居る場合は換気を行う。
この程度の対策は行いますが、それで感染しない!と言い切れない自分がいます。そこまで感染拡大してい
るように思うから。
今、人口密集地にある他のお寺(浄土真宗本願寺派)さんでは、やはりご法事のを延期したいとの電話が入
り始めたと伺いました。
因みに、西照寺は田舎ということもあり、未だそのようなお電話は頂戴しておりませんが、コロナなので、
日を遅らせても良いものでしょうか?とのお訊ねはいただきました。
もちろん、仏事は大切ですが、ご先祖も感染リスクが高ければ、日をズラして大丈夫だから!と思われる
でしょう。もちろん、遅らせても大丈夫です。今は何よりも感染しないこと、感染させない事が一番です。
ただし、ご葬儀は故人の人生の最後の場ですから、こちらは不要不急にはなりません。
最後の場に延期はありません。
私も感染が怖いから司式者を辞退する!という考えはありません。感染する可能性があっても、故人の最後
の場ですから司式者として当然勤めさせていただきます。
ただし、当然感染対策は行いますし、感染リスクの高い行動を敢えてすることはしません。
もちろん、自分が感染してしまったら、当然ですが司式者として役目を務めることはできません。
その場合は、覗えません。当然です。
ということで、不要不急ではない役目もある為、普段の生活から感染しないように気をつけねば
ならないのです。
もちろん、それでも感染してしまう場合もあるでしょう。人間ですから、時に気が抜けてしまうことだって
当然あります。人間なんてそんなもの。すべてを完璧にできる完成された人なんていないんだから。
不完全が人間です。不完全な自分の愚かさを見つめながら、わかっちゃいるけどやめられない!という
行動だってあると思います。それでこそ人間。だからこそ、反省することも大事になるのです。
しかし、反省を忘れた開き直りの人生は、要注意です。そこに仏教はありません。
仏教(=浄土真宗)は、不完全な自分の愚かさに気付かせてくれる宗教。
こんな危機が迫るような環境でも、普段から自分を見直す生活を提供してくれる仏教に触れているだけで
とても心強い感じがしています。
やっぱり宗教って、生き様と通じる部分があるので、環境が不安な世の中のになると、非常に頼もしいと
思います。外部環境に気持ちは影響されるけど、奥底ではブレない芯のようなものが出来ているので、
対応できるのだろうと自分では思っています。