おはようございます。住職です。
今日は日曜日です。チョコチョコと夜まで予定があるので、ゆっくり進めます。
今週は、築地本願寺の報恩講です。16日までですね。
この時期、私は築地関係のお仕事はありません。
同僚の職員さんは、お参りなどで忙しない時期となるのです。ですから通常の業務ができなくなります。
そのような状況となるので、築地本願寺は大変となります。法要が毎日勤まるのです。朝、午後、夜と。
東京教区というエリア内に所在する他のお寺のご住職も、築地にお参りされたりします。
報恩講というのは、簡単に言えば、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人のご命日に営まれる法要なのです。
わかりやすく考えれば、親鸞聖人のご法事と考えてもらえるとわかりやすいかもしれません。
毎年営まれます。ですから、浄土真宗の寺院であれば、最も大切に受け止められている法要なのです。
京都の西本願寺や築地本願寺でも営まれますが、全国各寺院でも法要が勤まることが多いです。
親鸞聖人のご命日は、旧暦だと11月28日。それを新暦に改訂すると、1月16日となります。
そこで、京都の本山である西本願寺では1月16日を最終日として、1月9日から連日法要が勤まります。
本山の法要には、全国の浄土真宗本願寺派のお寺関係の方々が参列するのです。もはや昔からの伝統です。
強制ではなく、自由意思なのですが、お寺関係者からすれば、お参りすることが当然との内部意識があるの
です。そこで、1月に京都に行けるように、他のお寺では、報恩講を1月になるべくやらないようにして
いるのです。暗黙もルールみたいな感じですね。
そこで、築地本願寺では、1月にはできませんから、旧暦の11月に報恩講を修行しているのです。
旧暦だと11月28日ですから、その日にやればいいのですが、なぜか16日を最終日としています。
因みに、西照寺は11月28日に私達でお勤めしています。
また、今月は築地本願寺の報恩講に被らない日程で、報恩講を勤めるお寺様も多いはず。
ですから、今月は浄土真宗本願寺派のお寺、特に東京教区エリアのお寺は忙しない時期となるのです。
だからこそ、逆に通常の会議などは開催されないわけなのです。